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アフリカのカラハリ砂漠に生息するミーアキャットの生態を、最新技術を駆使してとらえたネイチャー・ドキュメンタリー『ミーアキャット』の日本語吹き替え版が完成し、トークショー付き試写会が22日、都内で行われた。

トークショーには、日本語吹き替え版のナレーションを務めた三谷幸喜が登場。「僕は動物好きなイメージがあるらしいのですが、そうでもない。最後に動物園に行ったのは40年くらい前です」ととぼけたあいさつで会場をわかせながら、「何年も一緒に暮らさないと撮れないような映像ばかり。僕も監督をやっているので大変さが分かるんです。真面目にひたむきにやらせていただきました」と初めてのナレーター業に挑んだ感想を語った。

また、ナレーションで苦労した点として、三谷は「“カラハリ砂漠”が言えなくて。なんでこんなところに住んでるんだ！と思いました。（英語版のナレーションを務める）ポール・ニューマンのナレーションを聞いて、同じリズムでしゃべるように努力しましたね」とアフレコ秘話を披露した。

続いて、“家族の絆”という同作のテーマにちなんで、高橋ジョージ、三船美佳夫妻が登壇。三谷のナレーションについて、高橋は「スッと入り込めました」、三船も「引き込まれて号泣してしまいました」とそれぞれ絶賛。客席に向かって作品の魅力をアピールするふたりに、三谷が「（褒めるのは）僕に向かって言ってほしい…」と発言する場面もあり、会場の笑いを誘っていた。

さらに、特別ゲストとして、作品の主人公である実物のミーアキャットが登場し、その愛らしい姿に会場全体が「かわいい！」と大興奮。トレードマークである2本足で直立する姿まで見せてくれたミーアキャットに、冒頭で「動物はそんなに好きじゃない」宣言をしていた三谷も、写真パネルを指して「お父さんだよ」と呼びかけるなど、ゲストたちもすっかり心を奪われていた様子だった。

同作は、三谷が「この人たち、かわいい顔してハードな人生を送ってらっしゃるんですよ」と語るように、厳しい自然の中で生き抜く動物たちのサバイバルを映し出している。4歳の娘を持つ三船も「特に子供たちに見てほしい」とPRした。

『ミーアキャット』
2009年1月10日（土）より、みゆき座ほか全国ロードショー

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