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愛華みれ、“きらめく星座”は「旦那さま!」
2009年04月07日 17時40分 [演劇]
「きらめく星座」
愛華みれ

井上ひさしの傑作戯曲「きらめく星座」が10年ぶりに舞台に帰ってくる。その公開歌稽古が4月6日に都内稽古場にて行われた。出演は愛華みれ、阿部力、久保酎吉、八十田勇一、後藤浩明、相島一之、木場勝己ら。

この作品は、井上ひさしの“昭和庶民三部作”と呼ばれる連作の第一作にあたる。これまでは、井上ひさし本人と木村光一の演出で上演されてきたが、今回は栗山民也を演出に迎え、新しく生まれ変わる。太平洋戦争開戦前夜、浅草のレコード店“オデオン堂”を舞台にした悲喜交々の音楽家族劇だ。主人公である“オデオン堂”後妻・ふじを演じるのは愛華みれ。愛華は昨年がんを克服、年明けに電撃結婚をして以来、本格復活主演舞台となる。

この日は劇中でも全キャストで歌う『青空』を披露。大勢の前で久しぶりに歌ったという彼女は、「まるで初舞台生のような気分で緊張してしまいました。この作品は私自身、病気が治って初の舞台なので、今は『青空』のワンフレーズのように気分は“爽快”。最後に、“すみきった青空”になれば」と意気込みを新たにした。

会見で1年に及ぶ闘病生活を振り返った彼女は、「病院で舞台の話を聞き、その時は無理だと思った。でも、出演が決まった途端、検査の数値もグングンよくなった。舞台は私にとっての薬です」と語り、その闘病生活を経て結ばれたパートナーについては、「実際に交際を始めてから病気がみつかり、結婚をお断りしたこともあったが、それでも彼は支えてくれた。今回の舞台にも、家庭というものや人への思いやりが描かれているが、それと同じで、彼の支えで元気になれました」と微笑み、「(あなたにとって)旦那様とは?」との質問には、即座に「きらめく星座です!」と答え、照れていた。

そんな愛華の元気な歌声が楽しみなこの舞台は、『青空』をはじめとする昭和歌謡曲の数々が、ピアノの生演奏にのせて歌われるのも大きな見どころだ。戦争に翻弄されながらも逞しく生きる“オデオン堂”の人々の笑いと感動の人生をステージで感じてほしい。

公演は5月6日(水・休)から24日(日)まで天王洲 銀河劇場にて、その後6月6日(土)・7日(日)に梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは現在発売中。

取材・文:松原正美

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