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轟音ギターと狂気的な詩世界、絶叫ボーカルで、ニルヴァーナやデヴィッド・ボウイら多くのアーティストに影響を与えたオルタナティヴ・ロック・バンド、ピクシーズ。そのフロントマン、フランク・ブラックが結成した新ユニット「グランド・ダッチー」の全貌が明らかになった。

グランド・ダッチーは、フランクと女性ボーカリストのバイオレットで結成された。実験的に何かやってみようと、彼らは1日だけ一緒にスタジオ入りしたところ、その晩に楽曲『Fort Wayne』が完成。この音源をきっかけにふたりの実験が続き、4月22日(水)にリリースするデビュー・アルバム『プティ・フール（小さなお菓子）』が完成した。グランド・ダッチーというユニット名については、フランクは「レコーディングの間、私たちは未来や成功についてあれこれ夢を描き、スタジオまでの車中で、得た収益はルクセンブルグの家の頭金にするのだと決めた。なぜルクセンブルグかというと、今は思い出せないのだが、何かおかしな理由だ――おそらく小国家への私の執着心とか。そこから「Grand Duchy= 大公国」というバンド名が生まれたのではないかと思う」と語っている。

デビュー・アルバムのサウンドは、フランクのソロ・アルバムで表現されたアメリカン・ロックを基調としたサウンドとは一線を画し、深みと華やかさを感じさせるポップでアヴァンギャルドな仕上がりになっている。なお、本作の日本盤はDVD付プレミアム盤となり、DVDには日本盤のために制作された映像が収録される。

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