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大地真央が、世界的なトップデザイナーとして20世紀を駆け抜けたシャネルの生涯を演じる舞台「ガブリエル・シャネル」の製作発表会見が5月7日、都内で行われた。

小さな帽子店からスタートし、2度の世界大戦をくぐり抜けながら、デザイナーの頂点へと上り詰めたシャネルの人生を、栄光と挫折と愛情の物語として描き出す。

主演の大地真央は、シャネルの白いブラウスで登場。「こんなに素敵な女性を演じることがすごくうれしい。12歳から晩年まで、彼女の喜怒哀楽をきめ細やかに表現できたらと思っています」と意気込みを語った。ガブリエル・シャネルの恋人役、青年実業家のアーサー・カペルには、これがストレートプレイ初挑戦となる今井翼。役作りのためにヒゲをたくわえた今井は「大地さん演じるガブリエル・シャネルが生涯最も愛し、彼女にあらゆる影響を与えた男性を演じることが、今からとても楽しみです」とコメント。重要な役への抜擢に応えたいと意欲を見せた。初共演となるふたりは、お互いの印象について「とってもカッコいい。すごく真面目で礼儀正しい方」（大地）、「舞台を拝見した時、客席から恋をしてしまいました」（今井）と、すでに恋人役としての息もピッタリ。

脚本を手がけるのは齋藤雅文。「ガブリエル・シャネルを彩るきらびやかな伝説からイメージをふくらませました。コンセプトは“真央版ガブリエル・シャネルの大冒険”です」と語る齋藤は、大地の幅広い演技力と優れたコメディエンヌぶりを脚本に生かしたことを明かし、「歌あり踊りあり、笑いあり涙ありの、エンタテインメントになるのでは」と予想。演出の宮田慶子は「音楽が入ると芝居は倍楽しい。翼さんのダンスシーンも入れないわけにいきません」と、プランを語った。大地と今井のラブシーンについて質問が飛ぶと「ラブシーン作らなかったら怒られるでしょ(笑)」（齋藤）、「まだ具体的にはわかりませんが、そこは思い切っていきたいと思います！」（今井）と、会場を笑わせながら期待を持たせた。

また、今回の作品では、主な出演者がほぼ出ずっぱりでさまざまな役を演じ分けるという。シャネルを意識したデザインの華やかな衣裳や、スケールの大きい舞台装置とともに、注目したい見どころのひとつだ。

ほかに共演は葛山信吾、升毅、平岳大、彩輝なお、華城季帆、ジェームス小野田、高橋惠子ら。

公演は7月3日(金)から27日(月)まで、東京・新橋演舞場で行われる。チケットは5月24日(日)より前売開始。尚、＠電子チケットぴあでは、5月9日(土)11:00AMから14日(木)11:00AMまで先行抽選販売「プレリザーブ」を受付ける。

（取材・文：笠原桐子）

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