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1987年の日本初演以来、22年にわたり上演され続ける人気ミュージカル「レ・ミゼラブル」が、通算公演2400回を達成したことを記念し、6月24日、帝国劇場にてファン感謝イベントを行った。

19世紀のフランスを舞台に、明日を夢見て今日を懸命に生きる人々の姿を、数々の美しいナンバーで描き出す大作ミュージカル。今年は本作の劇中歌「夢やぶれて」を、“奇跡の歌声”スーザン・ボイルがイギリスのオーディション番組で歌ったことも話題になった。日本では今年は名古屋公演を皮切りに金沢、松本、仙台と各地で上演を行い、10月・11月には帝国劇場への凱旋公演が控えている。ツアー中の4月28日には通算公演数2400回に到達するほど繰り返し上演され、世代を超えて愛され続けている作品だ。

この日のイベントには、ジャン・バルジャン役の山口祐一郎、別所哲也、橋本さとしほか、総勢51名が登場。応募総数7200通の中から当選した800人のファンが見つめる中、まずはキャストたちのトークショーがスタート。オーディション時の思い出では、今年からコゼット役で参加している神田沙也加が「とにかく大好きな作品で、オーディションを受ける時は何日も前から緊張して、前日には胃薬とお友だちになりました(笑)。合格の結果を聞いたときは大泣きして膝から崩れ落ちました。それくら嬉しかった」と話すなど、それぞれが「レ・ミゼラブル」への愛が詰まったエピソードを披露。ほかにも森公美子が衣裳担当の手違いで夏木マリの衣裳を着ざるをえなくなり、舞台上で身動きが取れなくなった失敗談や、岡幸二郎のズボンが破れ、それを石川禅が必死に隠した話などが、和気あいあいとした雰囲気の中で語られた。

その後、笹本玲奈・神田沙也加・藤岡正明が歌う「プリュメ街」など、劇中ナンバー3曲をキャストが披露したのち、客席のファンも舞台上にあがりワークショップを実施。初演時に演出のジョン・ケアードが出演者にやらせたのと同じものだという、自分がどんなキャラクターになるかを作りあげる作業を丁寧に追っていく。ふだん客席からは見ることの出来ない作品の裏側を体験できるとあって、皆真剣な面持ち。最後には、その作りあげたキャラクターの気持ちになって、名曲「ピープルズ・ソング」を全員で歌い上げ、イベントは終了した。

公演は10月6日(火)から11月20日(金)まで、東京・帝国劇場にて行われる。チケットは、10月公演分は7月11日(土)に、11月公演分は8月8日(土)に一般発売開始。尚、＠電子チケットぴあでは、6月27日(土)11：00から7月7日(火)11：00まで10月公演分の先行抽選販売を受付、11月公演分についても先行販売の実施を予定している。

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