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「キャッツ」「オペラ座の怪人」等の大ヒット作を多数生み出している巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーによるミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」。日本では2007年に笹本玲奈主演で初演されたこの作品が来年1月に再演されることが決定。7月27日、製作発表を兼ねたスペシャルプレコンサートが東京・赤坂BLITZにて行なわれた。
「ウーマン・イン・ホワイト」は、才気溢れる姉マリアンと美しく控えめな妹ローラ、この異父姉妹に絵を教える画家ハートライトという3人の恋心が交錯する中、彼らがある陰謀に巻き込まれていくストーリー。謎めいた白いドレスの女性の存在も絡み、恋あり友情あり謎ありのミステリアスな物語が展開する。
この日のイベントは、「ウーマン・イン・ホワイト」の出演者たちがロイド=ウェバーの作品の選りすぐりのナンバーを披露するということで、チケットは即日完売。期待に満ちた視線を舞台上に注ぐ観客の前にまず登場したのは、岡幸二郎と和音美桜。おなじみ「オペラ座の怪人」より「All I Ask Of You」をロマンチックに歌い上げた。その後、笹本玲奈が「キャッツ」の劇中歌「メモリー」を歌うなど、名曲の数々を確かな歌唱力で出演者たちが歌いあげた。また、今回「ウーマン・イン・ホワイト」に初出演する田代万里生と岡は、本作のナンバーをひと足早くそれぞれ披露した。
続いて行われた製作発表では、まず演出の松本祐子が「念願叶って再演が決まり、心から嬉しい。今回は新たなキャストも加わって、豊かな楽曲をより一層美しい形でお届けできると思います」とアピール。
初演時に絶賛され、この作品で読売演劇大賞優秀女優賞と杉村春子賞をダブル受賞したマリアン役の笹本は、「再演決定はすごく嬉しいのですが、正直ちょっと怖い。プレッシャーはあまり感じないタイプなのですが、今回ばかりは身震いします。前回の自分を超えることを一番の課題として、努力したい」と語る。ハートライトには田代万里生、妹ローラには大和田美帆が新たに加わる。田代は「ふたりの女性から愛される、求められる男性にならなければ」、大和田は「初演を観にいってすぐに好きになって、もう一度行ってしまったほど。参加することができてとても嬉しいです。“控えめで美しい”というのがネックなんですが、そこは演劇のマジックで(笑)、頑張ります」とそれぞれ語った。なお、ひとりの男性を取り合うというシチュエーションは「絶対嫌です! そういう環境にならないようにします」(笹本)、「(相手に)譲ります! 戦ったりとか、無理。譲ってもらっても悪くて付き合えない」(大和田)と、互いを思いやる劇中の姉妹のように仲良く揃って否定をしていた。
「ウーマン・イン・ホワイト」は、2010年1月12日(火)から24日(日)まで、東京・青山劇場にて上演される。チケットは9月5日(土)に一般発売開始。@電子チケットぴあでは、抽選先行販売を8月10日(月)11:00から受付ける。
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