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永井豪の原作漫画を実写映画化した『あばしり一家　THE MOVIE』の製作発表が26日、都内で行われた。

同作は、紅一点の美少女・あばしりの菊の助を中心とした悪党“あばしり一家”の活躍を描いた物語。原作は1969年から5年間にわたって「週刊少年チャンピオン」に連載され、同じ永井原作で当時人気を博した漫画『ハレンチ学園』と並行して描かれた。

腕っぷしが強く、日本刀を振るえば敵なしというヒロイン、あばしりの菊の助を演じたのは、アイドルグループ「アイドリング!!!」のメンバー、外岡えりか。映画初出演でいきなり主演に抜てきされ、ビデオで登場した永井から「彼女のにらんだ目がステキ」と褒められた外岡は、「分からないことだらけでしたが、撮影はとても楽しくて、終わるのが寂しくなるくらい幸せだった」とにっこり。激しいアクションにも挑戦し「若干アザやら何やらできたんですけど、それは頑張った印ということで。時間がなくてピリピリしていたけど、その分、いい顔をしているはず」と自信を見せた。

あばしり一家の父・駄エ門を菅田俊、女性のエロス嗅覚が超人的な長男・五エ門をイジリー岡田、爆弾作りが得意な天才小学生の三男・吉三をなべやかんが演じる。石井てるよし監督は「個性豊かな方々に出演いただけたおかげで、ツッコミどころ満載の作品に仕上がった。これ以上のあばしり一家はないだろう」と自信満々に語り、さらに小学生役のなべについて「天才子役です。加藤清史郎君よりも上じゃないかな」と絶賛（？）。これを受け、なべも「永井先生の作品に出るのは2度目で、どちらの作品もランドセルをしょってる。あと何年小学生を演じられるかな」とボケた。

『あばしり一家　THE MOVIE』
11月21日（土）より、渋谷HUMAXシネマにてレイトショー公開