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演劇界でもずば抜けて強烈な個性を放つ俳優、生瀬勝久、池田成志、古田新太がタッグを組んだ“ねずみの三銃士”が5年ぶりに始動する。その舞台公演「印獣」の製作発表が8月31日、都内にて行われた。
生瀬、池田、古田の3人が“今、一番やりたい芝居を、自分たちの企画で上演したい!”という意図で行われた第1回公演「鈍獣」が上演されたのは2004年のこと。曲者男優3人のタッグに加え、宮藤官九郎が書き下ろし、河原雅彦が演出したこの作品は大きな話題を呼び、今年、映画化もされた。第2弾となる今回は、前作と同じく宮藤の脚本、河原の演出という強力なスタッフワークに加え、三田佳子を主役に迎える豪華布陣となる。
今回、三田を主人公に据え宮藤が用意する物語は、自らを大女優だと語る女性・長津田麗子(三田)の別荘に招待された3人の作家(生瀬・池田・古田)が、“印税生活”という言葉に釣られ名前も顔も覚えがない彼女の自叙伝をでっち上げていく羽目になり……というもの。三田は「アメリカも変わりましたし、昨日、日本の政治も変わりました。三田佳子もここで“CHANGE”して頑張りたい。才能の塊のような宮藤さんに、こんなにめちゃくちゃに書いていただいて本当にありがたいです」と話す。三田は作中で9歳の少女からレンジャーものまで様々なものに扮するようで、まさに今まで見たことのない顔が見られそうだ。宮藤によると、見どころはズバリ「いろんな三田さん」。
その三田を迎える“ねずみの三銃士”たちは、「大女優という役にホンモノの(大女優の)方に出ていただく。これはすごいことで、コントでアントキの猪木さんが出てくるんじゃなくてアントニオ猪木さんが出てくるくらいのことです!」(生瀬)、「今日、初めて読み合わせをしたんですが、笑いをこらえながらで読むのも大変。楽しみにしていてください」(池田)、「(三田さんが読むと)宮藤君の、猿の落書きのような(笑)台本が、ものすごい説得力をもって迫ってきました。ホントにすごいです!」(古田)とそれぞれコメント。また、大女優との共演に興奮気味なのは3人だけではなく、演出の河原も同様のようで、「よもや舞台のお仕事で三田さんとご一緒できる機会があるとは、自分の人生で想定外の出来事。両親もまだ信じてくれていないです(笑)。演出家としては鳩山さん並みの重責を担っている感じ」と話していた。
出演はほかに、岡田義徳、キャラメルクラッチの上地春奈。公演は10月13日(火)から11月8日(日)まで東京・PARCO劇場、その他に札幌、大阪、名古屋、新潟、福岡でも公演を行う。東京と札幌公演のチケットは9月5日(土)に一般発売開始。その後、順次各地公演分が発売開始となる。尚、@電子チケットぴあでは、先行抽選販売を、新潟公演は9月2日(水)11:00まで受付中、名古屋公演は9月2日(水)から9日(水)まで受付ける。
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