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東京JAZZ2009、最終日はブルーノート70周年記念スーパーセッションバンドが登場
2009年09月08日 12時25分 [ジャズ・フュージョン]
大西順子トリオ 写真:森リョータ
大西順子トリオ 写真:森リョータ

今年で8回目を迎えたジャズの祭典「東京JAZZ2009」が9月4日から6日の3日間にわたって開催された。最終日の6日は、大西順子トリオ、ルー・ドナルドソンらによる熱い演奏が繰り広げられ、会場に詰め掛けた観客を楽しませた。

19時からスタートした夜の部のオープニングを飾ったのは、大西順子トリオ featuring 井上陽介 and ジーン・ジャクソン。ジャズ・ピアニスト大西順子は、今回が東京JAZZ初出演。11年ぶりとなる新作『楽興の時』より『BACK IN THE DAYS』『BITTERSWEET』など自身のオリジナル曲を中心に4曲を披露した。ブランクなど全く感じさせないその圧倒的なテクニックと力強さで、来場者の度肝を抜いていた。

その後マッコイ・タイナー・トリオ with special guest ジョン・スコフィールドの演奏を挟み、21時に登場したのは、今年82歳のアルト・サックス奏者、ルー・ドナルドソン。ブルーノート・レーベルにも多数の名作を残しているジャズ界の重鎮ルーが登場するなり客席からは大歓声が上がった。年齢を全く感じさせない味のある演奏で名曲『アリゲーター・ブーガルー』など、全7曲を演奏。MCでは盛んにジョークを挟み、『ウィスキー・ドリンキング・ウーマン』では歌まで披露して、観客を大いに沸かせた。

最後には、この日の出演者によるスーパーセッション「BLUE NOTE RECORDS 70th Anniversary Super Jam」が行われた。ブルーノート・レーベルの創立70周年を記念して行われたこのスーパー・セッションでは、今年1月にブルーノート・トリビュート・アルバム『モード・オブ・ブルー』をリリースしたクオシモードや、同じく、今年6月に『フォー・ダイナ』をリリースしたチャイナ・モーゼスらが登場。クオシモードは“踊れるジャズ”を意識したそのサウンドと、シックなスーツでキメたビジュアルで若い世代から大きな支持を集めている日本のジャズ・バンドで、チャイナはパワフルなボーカルで注目されているフランスの女性シンガーだ。彼らに加え、マンハッタン・ジャズ・クインテット、そしてルー・ドナルドソンが登場。夢のスーパーバンドでブルーノートの名曲を演奏し、9月4日からの3日間、全5公演にわたって行われた東京JAZZのフィナーレを飾った。

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