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『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』など奇想天外なストーリー展開で知られる人気脚本家チャーリー・カウフマンが、自身の脚本で初監督した映画『脳内ニューヨーク』。公開初日を迎えた14日、都内で「カウフマンナイト」と題した前出3作品の一挙オールナイト上映が開催され、上映前にはお笑いタレントのふかわりょうがトークショーを行った。

『脳内ニューヨーク』は、妻に見捨てられ人生に行き詰まった劇作家が、“もうひとつのニューヨーク”をつくる奇妙な企画にのめり込んでいくストーリー。ふかわは、フィリップ・シーモア・ホフマン演じる主人公のダメ男ぶりをほうふつさせるとしてゲストに呼ばれた。

「この3作品のオールナイトに参加するなんて、皆さんすごいですね。完全に胃もたれすると思いますよ」とさっそく観客の笑いをとったふかわは、カウフマン監督のこれまでの脚本作品について「現実と非現実の世界の描き方がとても興味深い。これはお笑いやコントの世界にも通じるところがたくさんあると思うんですよ。『脳内ニューヨーク』の主人公も、自分に重ねて笑い者にしている」とコメント。

『脳内ニューヨーク』を事前に観賞し「まるで氷河のよう。クールに、冷酷にストーリーが進んでいく。なのに、最後は冷たい氷河時代が溶けるような温かさやぬくもりを感じた。決して簡単な映画ではないけど、難解という言葉ほどの褒め言葉はないと思う。分からないのに楽しめるなんてことはめったにないから」と絶賛。「オールナイト上映の最後がこの『脳内ニューヨーク』なので、きっと今までに味わったことのない朝が待っているはず。もう1回見たくなりますよ！」と観客に語りかけていた。

『脳内ニューヨーク』
公開中

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