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韓国の大ヒットミュージカルが日本で再演。山崎育三郎らによるイベントが開催
2010年01月25日 16時50分 [ミュージカル・ショー]
ミュージカル『サ・ビ・タ』シークレットイベントより。写真左から、山崎育三郎、原田夏希。
ミュージカル『サ・ビ・タ』シークレットイベントより。写真左から、山崎育三郎、原田夏希。

1月24日、ミュージカル『サ・ビ・タ〜雨が運んだ愛〜』のシークレットイベントが、帝国劇場地下6階の稽古場で開催された。ミュージカル『サ・ビ・タ』は1995年に韓国で初演、10年以上にわたってロングランを続けた大ヒットミュージカルで、日本版の初演は2008年。約2年ぶりに、スタッフ・キャストが再集結しての再演となる。

ミュージカル『サ・ビ・タ』シークレットイベントその他の写真

『サ・ビ・タ』の稽古場には、駒田一演じるドンウクの部屋のセットが組まれている。稽古場を埋めつくした約100人のファンの熱気があふれるなか、兄・ドンウク役の駒田と、弟・ドンヒョン役の山崎育三郎が登場。ふたりが早速、劇中の軽快なナンバー「相変わらずだね」を披露すると、自然に手拍子が起こり、早くも会場には一体感が生まれる。

続いて、ユ・ミリ役の原田夏希と演出の中島淳彦を呼び入れ、写真パネルを見ながらのトーク。写真は日本初演前に、4人が韓国版『サ・ビ・タ』を現地で観劇した際のもの。6枚の写真パネルで当時のエピソードを紹介した。パネルは駒田、原田、山崎のサイン入りで、抽選コーナーで当選者にプレゼント。その他にも、3人のサイン入りのポスターが抽選で手渡された。

次は『サ・ビ・タ』名物である、カーテンコールの日替わりイベントの紹介をしつつ、今回分の応募を呼びかけた。そして、初演時にカーテンコールで1度だけギターの弾き語りを披露した中島が、駒田とスタッフの伴奏でその歌声を聞かせた。

再び4人のトーク。稽古が佳境に入ったという4人は、今回の公演について「稽古中の今の時点で、圧倒的に初演を超えています! 『サ・ビ・タ』でミュージカルの輪を広げたい」(山崎)、「1つでも2つでも、演じるユ・ミリの引き出しが増えればいいなあと。挑戦し続けていきたいです」(原田)、「言葉に出せない愛を語り合えるような作品にしたい。この物語を通して、それが伝わればいいですね」(駒田)、「単純に楽しんでもらいたい。家族との関係をじっくり見つめ直す、そんなきっかけになればうれしいなと思います」(中島)と、それぞれ語った。

最後は3人が客席と一緒に、希望に満ちたナンバー「愛」を歌って、イベントは終了。ハートフルなミュージカルにふさわしく、温かい雰囲気に包まれた時間となった。

公演は、2月3日(水)・2月4日(木)に東京・かめありリリオホール、2月9日(火)・2月10日(水)に富山・富山県教育文化会館、2月26日(金)に愛知・中日劇場、2月28日(日)に福岡・大野城まどかぴあ 大ホール、3月26日(金)から4月4日(日)まで東京・本多劇場で行われる。チケットは現在発売中。

取材・文:笠原桐子

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