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人気若手俳優、平岡祐太が舞台初挑戦する『相対的浮世絵』が3月18日、東京・シアターコクーンにて開幕した。上演するのは、劇団MONOの主宰、土田英生が2004年に劇団に書き下ろした作品。土田は、他劇団への書き下ろしや、ドラマ、映画も数多く手がける人気の劇作家、演出家だ。演出を担当するのは、ストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する、こちらも今人気の演出家、G2。初日のこの日は本公演を前に、平岡をはじめ、袴田吉彦、安田顕、内田滋、西岡徳馬ら5人の出演者による会見と公開稽古も行われた。

平岡祐太が初挑戦する舞台『相対的浮世絵』のステージおよび会見の写真

作品はミステリー要素も含んだコメディ・タッチの人間ドラマ。大人になった高校時代の同級生の前に、事故で死んだはずの友人ふたりが十数年ぶりに現れる。突然の再会に戸惑いながらも、思い出話に興じる同級生たち。そして、彼らの前に現れる謎の男。やがて話題が、高校時代に起こったあの事故に及んだ時、5人の男たちの秘められた過去がしだいに明らかになっていく……。

本番前の会見で、平岡は「5人の男の心情の微妙なずれが笑えるところです。ただ、当初はファンタジックなサスペンス・コメディと思っていたが、ドラマチックで感動できるお話に仕上がりました」と舞台をアピール。今回の出演者について聞かれると、「すごくマジメなカンパニーだと言われました。稽古の後、飲み屋で稽古のビデオをチェックしたりしたので」と語ると、すかさず西岡が「出演者が全員揃って、あーだ、こーだと酒飲みながら話したね。こんなカンパニーは僕も初めて。チームワークは自慢できる」と続けた。5人の男たちによる絶妙のアンサンブルに期待したい。

公演は3月28日(日)までシアターコクーンにて。その後、4月2日(金)から4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、4月7日(水)に中京大学文化市民会館 プルニエホール、4月8日(木)に広島・アステールプラザ大ホール、4月10日(土)・11日(日)に北九州芸術劇場 中劇場でも上演する。

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