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阿部力ほか若手イケメン俳優で描く、ゲイの男たちの心の葛藤
2010年06月08日 16時25分 [演劇]
舞台『真夜中のパーティー』製作発表会見より。写真左から、中村昌也、徳山秀典、阿部力、内田滋
舞台『真夜中のパーティー』製作発表会見より。写真左から、中村昌也、徳山秀典、阿部力、内田滋

若手俳優、阿部力らが出演、ゲイの男たちの孤独と苦悩を描く舞台『真夜中のパーティー』が7月に東京・PARCO劇場で上演される。本公演を前に、6月7日同劇場にて製作発表会見が行われた。

舞台『真夜中のパーティー』製作発表会見の写真

『真夜中のパーティー』は、ゲイの男たちによる誕生日パーティでの一夜の出来事を描く物語。1968年にオフ・ブロードウェイで初演、1970年には映画化もされ、ハリウッド史上初めてゲイを真正面から描いたと評された作品だ。日本でも過去何度も上演されて話題を呼んだ名作で、今回は青木豪の演出、小田島恒志の新訳で上演する。出演は若手俳優を中心に、阿部力、内田滋、徳山秀典、中村昌也ほか。

会見では、阿部力が開口一番「どーも。マイケルです」としなを作りながら笑いをとったが、役について聞かれると一転、「怒ったり、笑ったり、ゼロから100まで一気にとんじゃう役。どこまで役に近づけるかが課題」と真剣コメント。マイケルの恋人役の内田滋は、「阿部さんとは会っていないときも、酒を飲みながら、お互いの写真を眺めて役を深めていきたい」「実はネットで検索して、もうプロフィール写真をプリントしました」と笑顔で答えた。浮気性のカメラマン・ラリー役の徳山秀典は、「男性も女性も魅了されるようなラリーを演じることができたら」と話し、出演者の中で一番の若手、中村昌也は「阿部さんとキスシーンがあるので、本番までにメチャクチャ歯をみがきます」と愛嬌をふりまいた。

演出の青木は、「作品ではゲイを扱っていますが、テーマの根本にあるのは人間の孤独感。そこを見ていただけたら」と語る一方、「劇場でなければ味わえない濃密な空気感、このアンサンブルならではの空気感を出していきたい」と意気込みを語った。若手イケメン俳優のアンサンブルに期待が集まる。

公演は、7月4日(日)から19日(月・祝)まで、東京・PARCO劇場にて。チケットは現在発売中。

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