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世界各地で熱狂的な人気を誇るミュージカル『RENT』の日本語版が今秋、2年ぶりに上演される。6月22日、この公演の製作発表が都内にて行われ、出演する福士誠治らが登壇した。
『RENT』は20世紀末のNYを舞台に、貧困やHIVなど様々な困難を抱えながらも、夢を抱き日々を生きる若者たちの現実を書き綴ったミュージカル。1996年にオフ・ブロードウェイで初演、わずか2か月でブロードウェイに進出し、トニー賞4部門やピューリッツァー賞を受賞するなど様々な“伝説”を持つ作品だ。昨年にはオリジナル・キャストを含むブロードウェイ・カンパニーの来日公演が大評判となったのも記憶に新しい。
日本語では過去3度上演されているが、今回は2008年に上演されたバージョンの再演。今までの『RENT』の形式に縛られない、エリカ・シュミットによる斬新な演出と、様々な経歴を持つ一方でミュージカル界では無名に近い若いキャストを多用したことが話題を集めた。今回も新たにオーディションを実施、福士誠治、ソニン、キタキマユら新メンバーが加わった。
この日会見ではまず、バンドの生演奏に乗せてキャストによる楽曲披露からスタート。名曲『Seasons of Love』を全員で、その後新メンバーである福士誠治(マーク役)とAnis(ロジャー役)による『What You Own』が披露された。今回がミュージカル初出演となる福士は、自分の歌唱力に関しては「気持ち(を込めたということで)50点」と辛口だったが、「みんなで歌って、心強い後押しを感じて“なんかイケるんじゃないかな”と(思った)」と自信を見せる。作品に関しては「メッセージ性や楽曲などすごく心に響いたものが多く、他のミュージカルとはひと味もふた味も違うと思った。そこがプレッシャーでもあるが、気負いなく、このメンバーでいいものを作っていけたら」と語った。
また同じく初参加となるソニンは「ブロードウェイでも観たし、前回の日本公演も拝見しました。あまりにも有名な作品だし、まわりにも『RENT』好きが多い。それを考えるとプレッシャーに押しつぶされそうになるのですが、この作品が持つメッセージ性に真摯に向き合いたい」と話し、自らの課題は「減量! ですかね……。豊かな国に暮らしている感じが出ないように(笑)」と宣言。また前回も出演した米倉利紀は「今回も本当に個性的なキャストが集まった。前回の公演とはまた違った『RENT』が繰り広げられたら」とアピールした。
公演は東京公演が10月7日(木)から11月23日(火・祝)までシアタークリエにて。その後、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、愛知 中日劇場ほかでも上演される。チケットは東京公演が7月31日(土)に一般発売開始。
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