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150年以上の歴史を誇り、世界のオーケストラの頂点に君臨するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が、11月に来日ツアーを開催する。
1956年の初来日以来、ヘルベルト・フォン・カラヤン、カール・ベームをはじめ当代随一の指揮者たちとの来日公演を重ね、日本の音楽ファンを虜にしてきたウィーン・フィル。通算28度目の来日公演の指揮者は、エサ=ペッカ・サロネンとアンドリス・ネルソンスが務める。
エサ=ペッカ・サロネンは、1958年フィンランド生まれの作曲家・指揮者。シベリウス音楽院で研鑽を積んだ後、しばらくは作曲活動に専念し、実験的要素の色濃い現代音楽を多数発表。指揮者としての転機は1983年。急遽マイケル・ティルソン・トーマスの代役としてフィルハーモニア管弦楽団のロンドン公演を指揮し、今や伝説として語り継がれる大成功を収める。これにより1985年から94年までフィルハーモニア管弦楽団の首席客演指揮者、2008年9月から同首席指揮者・芸術顧問を務め、今年5月・6月に開催された日本公演も洗練された演奏で日本の聴衆を魅了したばかり。
またアンドリス・ネルソンスは、1978年ラトヴィア生まれの指揮者。同郷の指揮者マリス・ヤンソンスのもとで研鑽を積み、2008年からはバーミンガム市交響楽団の首席指揮者を務めている。現在31歳ながら、すでにウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン、メトロポリタン・オペラ、ザルツブルク音楽祭など、クラシック界の最高峰で活躍しており、今夏にはバイロイト音楽祭、今秋にはウィーン・フィル、ベルリン・フィルとの共演が予定されているなど、いま世界が最も熱い視線を注ぐ若手指揮者のひとりだ。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演は、11月1日(月)のサントリーホール(東京都)公演を皮切りに、埼玉・神奈川・兵庫・宮崎にて全7公演を開催。チケットの一般発売は、神奈川公演が7月3日(土)より、東京公演が7月11日(日)より開始となる。またチケットぴあでは一般発売に先駆け、サントリーホール公演の先行抽選「プレリザーブ」を7月5日(月)まで受付。
◆ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 2010 日本公演
11/1(月) 東京/サントリーホール
11/2(火) 埼玉/川口総合文化センター・リリア メインホール
11/5(金) 神奈川/ミューザ川崎シンフォニーホール
11/6(土) 兵庫/兵庫県立芸術文化センター
11/7(日) 宮崎/メディキット県民文化センター
11/9(火) 東京/サントリーホール
11/10(水) 東京/サントリーホール
□指揮
エサ=ペッカ・サロネン(11/5、6、7、9、10)
アンドリス・ネルソンス(11/1、2)
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