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270年の歴史を誇るイタリアの至宝、トリノ王立歌劇場がいよいよ初来日。傑作オペラ2作品『椿姫』『ラ・ボエーム』を携え、7月23日(金)の東京文化会館公演を皮切りに、全7公演を開催する。
トリノ王立歌劇場は1740年創立。ミラノ・スカラ座よりも古い歴史を誇るイタリアの名門オペラハウスであり、特にプッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』を初演した“聖地”としても有名だ。2007年からは次代の巨匠と目されるジャナンドレア・ノセダを音楽監督に迎え、新たな黄金期を迎えつつある。
初来日公演に先駆け、5月に現地トリノ王立歌劇場で上演された『ラ・ボエーム』でも大成功を収めたばかり。1996年の同作品初演100周年記念のプロダクションで、ミミ役のバルバラ・フリットリ、ロドルフォ役のマルセロ・アルバレスというオペラ界を代表するスター歌手ふたりを筆頭に、来日公演と同キャストがこぞって好演。情熱的な指揮で舞台をリードする音楽監督ジャンドレア・ノセダ、オペラの何たるかを知り尽くしたオーケストラと合唱団が、上質に練り上げられた『ラ・ボエーム』を作り上げた。
また日本が誇る歌姫・森麻季もムゼッタ役で鮮烈にトリノ・デビュー。「トリノ王立歌劇場のオーケストラは、毎日のようにオペラを演奏し、オペラが身体の中にしみこんでいて。とにかく歌いやすい! すごくお客さんに響いている感覚で歌えました。またマエストロ(ジャナンドレア・ノセダ)との初稽古でとても的確なアドバイスを頂けて。まるでマエストロの手の中で泳がせてもらっている感じでした」と、イタリアが誇るオペラハウスとの初共演の感想を語った。
トリノ王立歌劇場の初来日公演は7月23日(金)に開幕。オペラ『椿姫』公演は、7月23日(金)・26日(月)・29日(木)・8月1日(日)に東京文化会館で。オペラ『ラ・ボエーム』公演は、7月25日(日)に神奈川県立県民ホールで、7月28日(水)・31日(土)に東京文化会館で開催される。チケットは発売中。
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