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大地真央が悪女役に。新国立劇場の次期シーズンはイプセンの名作で開幕
2010年07月16日 16時14分 [演劇]
新国立劇場演劇『ヘッダ・ガーブレル』製作発表会見より。大地真央と益岡徹
新国立劇場演劇『ヘッダ・ガーブレル』製作発表会見より。大地真央と益岡徹

9月からスタートする新国立劇場の2010/2011シーズン。その演劇部門の開幕を飾るのは、ヘンリック・イプセンの『ヘッダ・ガーブレル』だ。7月13日、本作の製作発表が同劇場で行われ、大地真央、益岡徹ら俳優6名と翻訳者の長島確、この作品の演出家で次期演劇部門芸術監督に就任する宮田慶子が登壇した。

新国立劇場演劇「ヘッダ・ガーブレル」 チケット情報

近年、様々な劇場で上演されているイプセン作品だが、今回は作者の母国・ノルウェーで昨年出版されたイプセン全集をもとに、原語から新たに翻訳し直した上演台本を使用する。新訳で挑むのは宮田が掲げる新シリーズ〈JAPAN MEETS... −現代劇の系譜をひもとく−〉に共通しており、第1弾の『ヘッダ・ガーブレル』を皮切りに続く3本の舞台はいずれも新たな訳で上演する。この作品の場合、嫉妬、不満、羨望、欺瞞、絶望といった、様々な人間の感情を上演台本へビビッドに反映できそうだ。

美しいが気位が高く、自らの感情に流され破滅へ向かうヘッダ役の大地真央は、同劇場初登場。「色々な方から、(傲慢で悪女と言われる)ヘッダ役を(大地真央が)やるようになったのか? ヘッダ役(のキャスティング) がついに来たか? と言われます。……意味はよくわかりませんが(笑)」と、笑いを交えてトボけながらも、「ヘッダは決して正しいとは言えない人。でも彼女の中にはひとつもブレることのない信念がある。悪女と誤解される部分は多々あっても、それがかえって魅力に感じると思います。“21世紀のヘッダ・ガーブレル”を作っていきたい」と意気込みを語った。ヘッダに退屈な人と思われている文学史研究者の夫役の益岡徹は、「大地さんは『ヘッダ役を何で私が!?』って仰ってますけど、そのまま、深く考えずにおやりになった方がいいんじゃないかな? 私はひそかにそう思ってます」と、早くも“大地真央のヘッダ”に手ごたえを感じている様子だった。

演出家の宮田慶子は本作について、「人間ってこんなにも野望や嫉妬といった複雑な思いを抱えているのだと、イプセンが61歳にして人間の面白さに目覚めた作品」と話す。注目の作品は、9月17日(金)から10月11日(月・祝)まで新国立劇場 小劇場にて上演される。チケットは7月19日(月)より一般発売。また、『ヘッダ〜』の上演期間中には、作品に出演する七瀬なつみ、青山眉子、田島令子が、“ノルウェーの村上春樹”との呼び声も高いヨン・フォッセによる『スザンナ』のリーディング公演(9月30日(木)・10月2日(土)19時)も行う。

チケットぴあ

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