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公開中の映画『借りぐらしのアリエッティ』の音楽・主題歌を手がけた仏歌手セシル・コルベルの映画公開記念コンサートが4日に東京オペラシティ・コンサートホールで行われ、映画で主人公アリエッティの声を演じた志田未来と米林宏昌監督がゲストで登場した。

セシル・コルベルに花束を贈呈する志田未来

コルベルに花束を渡した志田は「すごく優しい声で癒されました。まだ心がフワフワしています」と笑顔を見せ、「次は年末に家族と一緒に紅白で聴けたらいいな」と少し気の早いコルベルの紅白出場をリクエストし、自身で描いたコルベルの絵と鈴木敏夫プロデューサーの言葉の書かれた色紙を持参した米林監督は「作品を作っている間、ずっとセシルさんの作ってくださった音楽を聴いて作業していましたので、映画とセシルさんの音楽は切っても切れない魂の一部になっています。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。ふたりからのプレゼントを手にしたコルベルは「みなさんの意見が大事ですが、おふたりの意見は特に貴重です。私の心も温かくなりました」と述べ、司会者から「好きなジブリ作品は？」と質問されると「すべて作品が好きなのでひとつを選ぶのは難しい」としながらも「今日の気分は『魔女の宅急便』ですね。キキはいろんな体験をしますが、私も日本でいろんな体験をしましたので、親近感をおぼえます」と回答した。

『借りぐらしのアリエッティ』は、イギリスの作家メアリー・ノートンの児童文学『床下の小人たち』を基に、身長10センチほどの少女アリエッティと、人間の少年・翔の出会いと、交流を描いた作品。公開18日間(8月3日まで)で346万2883人を動員し、興行収入42億円を突破している。

『借りぐらしのアリエッティ』
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