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「ポジティブに切り替えた方が人生面白い」木村多江が映画『東京島』を語る
2010年08月24日 17時59分 [邦画]
木村多江

桐野夏生の原作をもとにした映画『東京島』が28日(土)から公開されるにあたり、主演を務める木村多江のインタビューが届いた。

『東京島』場面写真

初主演作『ぐるりのこと。』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数多くの賞に輝き、その後も『ゼロの焦点』『沈まぬ太陽』といった大作に出演し、確かな演技力で映画ファンをうならせてきた木村多江。静か動のどちらかと言うならば彼女のイメージは静。しかしながら本作では無人島で23人の男たちを相手にたくましく生きる女性・清子を演じている。

清子を演じるうえで彼女が核に据えたのは「真剣に生きていること」。そして清子を演じて得たものは「ポジティブに切り替えた方が人生面白い」という気づきだと明かす。

「ポジティブに切り替えるだけですごく生きやすくなる、生きる強さを清子に教えてもらいました。たとえば、嫌なことをずっと考えて眉間にシワができるよりも、大口あけて笑い飛ばしてできる笑いジワの方がいい。実際、清子は(顔が崩れるほど)ぐちゃって泣いたり、大口あけて大笑いしたりしていますから」

また、東京島が現代社会の縮図のように描かれていることについては、「男性は秩序を作り、それに対応してきたのが女性。女性は変化に順応しやすいからこそ男性の後ろを三歩下がって歩くことができてきたと思うんです。でも、本能で言うならば男性は繊細でロマンチスト、女性は現実的で切り替えが早い。清子の『何がハッピーエンドかは自分で決めるわ』というセリフからも『○○しなければならない』ではなく『○○したい』という強さを感じました。『これを私に運べっていうの?』とかも含めて、女性には日常生活で使ってほしいセリフです(笑)。男性は23人のいずれかに自分を当てはめるだろうし、女性は清子を見ながら自分のなかの清子を発見できると思います」と語る。

「まさか自分にこういう役がくるとは思っていなかった」という本人も驚きの抜擢ではあったが、静のイメージの木村多江が清子を演じたことで、どの女性のなかにも清子はいることを証明しているのではないだろうか。

『東京島』
8月28日(土)より、全国ロードショー


取材・文・撮影:新谷里映

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