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「フランス映画に負けない世界観」吉瀬美智子が主演最新作に自信
2010年10月01日 10時53分 [邦画]
映画『死刑台のエレベーター』完成披露試写会に登壇した吉瀬美智子と阿部寛

吉瀬美智子と阿部寛主演でフランスの名作映画をリメイクした『死刑台のエレベーター』の完成披露試写会が30日に都内で行われ、吉瀬、阿部を始め、オリジナル版を手がけた故ルイ・マル監督の子息であるマニュエル・マル氏、小椋悟プロデューサー、緒方明監督が登壇した。

映画『死刑台のエレベーター』は、名匠ルイ・マル監督が手掛けた同名仏映画をリメイクした作品で、不倫関係にある芽衣子(吉瀬)と時籐(阿部)が企てた完全犯罪の物語を様々な登場人物たちの恋愛模様を交えて描いたサスペンス。主演ふたりのほかに玉山鉄二、北川景子、津川雅彦らが出演する。

黒のドレスに身を包み登場した吉瀬は、自身の演じた役について「悪女と言われている役だが、私はそうは思わない。愛に忠実で覚悟を決めた女性の潔さや強さを演じられていると思う」と分析し、「フランス映画に負けないような空気や世界観を出せたと思う」と作品の完成度に自信を見せた。阿部は「エレベーターに閉じ込められるという極限状態に追い込まれた男の役は今までになかったので新鮮だった。愛に翻弄されていく悲劇的な男をどう演じるのか、毎日監督と相談しながらストイックに取り組んだ」と振り返り、緒方監督は「オリジナルを観た観客の厳しい眼に(本作が)どう映るのか非常に気が小さくなっているが、50年の時を経て日本の旬な俳優さんたちと撮ることは、ものすごくスリリングなチャレンジだった」とコメントした。

マル氏は「日本の新しい『死刑台のエレベーター』は、オリジナル作品に忠実であると同時に、非常にモダンな部分を備えていてうれしく思った。吉瀬さんは、微細なニュアンスや知的でちょっと破滅的な感じが素晴らしく、阿部さんに関しては圧倒的な演技力で打ちのめされた」と主演ふたりの演技を絶賛。マル氏がパリから持参した1957年(オリジナル版の製作年)のシャトー・マルゴーが壇上に運ばれると、登壇者全員が満面の笑みで“日本版”の完成と公開を祝った。

『死刑台のエレベーター』
10月9日(土)より、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

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