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渡部陽一がペーパーアーティストの技術に感嘆
2011年02月09日 19時50分 [博覧会・展示会・見本市]
写真左から戦場カメラマン・渡部陽一、ペーパーアーティスト・太田隆司
写真左から戦場カメラマン・渡部陽一、ペーパーアーティスト・太田隆司

130以上の国と地域の戦場を取材する一方、低い声でゆっくりと話す口調と、シリアスな話題でも聞く側を重苦しくさせない語り口が人気を呼び、さまざまなメディアで活躍するジャーナリスト・渡部陽一。奥行き17cmの中に紙だけを重ね合わせ、人と車と犬をモチーフに、誰もがなつかしさとぬくもりを感じる心象風景を創り出すペーパーアーティスト・太田隆司。ふたりがジョイントし、3月12日(土)から4月3日(日)まで、東京・森アーツセンターギャラリーで展覧会『絆の情景』が開催される。

戦場カメラマン渡部陽一&紙の魔術師太田隆司展の公演情報

ペーパークラフトというものについて、「紙で表現するということに限界はないのか」と思っていたという渡部は、太田が作り出す作品を実際に見て、「やさしい曲線の連続」だと感動した。

「カメラマンとして最も強く感じたのは曲線。顔のしわや表情、ヒジやヒザの関節。もうこれは紙ではないとさえ思いました。いびつさがなく、なだらかで、作品からは音が聞こえ、情景がイキイキと動いているようです」。

太田の作品に惹かれ、コラボレーション企画に賛同した渡部は今回、戦場で撮影した「子どもたちの笑顔」をテーマにした作品で挑む。

「生と死の狭間のような状況でも、希望が見える笑顔がある。子どもたちは、戦場で不安に包まれながらも、喜怒哀楽を示し、やさしい笑顔を見せてくれます。悲しい現実の中でも、我々とおなじような笑顔、世界に共通する笑顔もあるんだということを知ってもらいたいと思います」。

会場のコラボレーションコーナーでは、渡部が太田を撮影した写真も展示される一方、太田が渡部の戦場での撮影風景をペーパークラフトで描いた作品も展示する。

「瞬間を切り取り、情景として残す」二人の表現者は、それぞれの作品からどんなメッセージを伝えようとしているのか。人と人とのつながり、人への想い。来場者は、今、時代が求める“絆”を胸に熱く感じることだろう。

チケットは2月11日(金・祝)より一般発売が開始される。チケットぴあでは期間限定(3月12日〜18日)で使用可能なワンコインチケットも11日より発売する。

渡部陽一
わたなべよういち。1972年、静岡県富士市生まれ。明治学院大学法学部法律学科卒業。在学中から戦場を取材。ルワンダ紛争、コソボ紛争、チェチェン紛争、ソマリア内戦、イラク戦争などを取材。最近は独特の口調で、さまざまなメディアで活躍中。

(文:宮崎俊哉[クルー])

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