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「芝居を通してみなさんに元気を」仙台出身の森公美子、涙ながらに語る
2011年04月08日 16時31分 [ミュージカル・ショー]
後列:左から中山エミリ、知念里奈、山口祐一郎、岡幸二郎、森公美子、前列:加藤清史郎
後列:左から中山エミリ、知念里奈、山口祐一郎、岡幸二郎、森公美子、前列:加藤清史郎

4月12日(火)に開幕する(4月8日にプレビュー公演が開幕)ミュージカル『レ・ミゼラブル』の公開稽古が、4月7日、東京・帝国劇場にて行われた。公開稽古前には会見が行われ、出演者たちが公演に対する思いを語った。

『レ・ミゼラブル』のチケット情報

『レ・ミゼラブル』はヴィクトル・ユゴーの同名小説が原作で、日本では1987年に初演、24年もの長きにわたりコンスタントに上演され続けているミュージカルの金字塔。オリジナル演出での公演は今回で最後ということもあり、注目を集めている。作品は19世紀のフランスの動乱期を舞台に、苦しい生活を強いられる民衆や革命に燃える若者たちなどの姿を描いた群像劇。どん底の生活に耐えながらも、「夢見た明日はきっと来る」と信じて生きる人々の姿が多くの感動を呼んでいる。

会見には、マダム・テナルディエ役で出演する仙台出身の森公美子も出席。友人を今回の震災で亡くしたという彼女は、「この舞台を今やるのは重いな、と思ったのですが、(地元の)みんなが『バスが通ったから観にいくよ』と言ってくれて、やろう、と思いました。やっぱり私たちの仕事は、芝居を通してみなさんに元気を与えることなので、今この舞台で、この作品で何か力をあげられれば」と涙ながらに心のうちを語った。

また、今回の公演を“東日本大震災チャリティー公演”とし、公演の売り上げの一部を義援金として日本赤十字社を通し被災地に送ること、また5月2日(月)には売り上げの全額を寄付する『頑張れ東北!!きっと夢見た明日が来る』と冠したチャリティー・コンサートを開催することも発表された。主人公ジャン・バルジャン役の山口祐一郎は「大変な思いで日々を耐えている方たちに少しでも私たちの思いが届けば」と話していた。

震災の話題が集中した会見だったが、ガブローシュ役で初舞台を踏む加藤清史郎に話題が及ぶと出演者の顔にも少し笑顔が。「みなさんに喜んでもらえるように、一生懸命最後まで頑張りたい」と意気込む彼に対しては、「サイズはショートですが、持っているエネルギーとパワーはすごい」(山口)、「たくさんお仕事がある中で頑張っている。稽古を見ていて、ガブローシュがすごい好きなんだなというのが伝わってきました」(ファンテーヌ役・知念里奈)、「私は30歳すぎてもあの場所(舞台)に立つといっぱいいっぱいになってしまうのに、清史郎君はご自分の歌になるとグっと皆さんの視線をひきつけたり、すごい。ちょっと“兄さんから学ばせていただきます!”というかんじです」(コゼット役・中山エミリ)と皆、口々に絶賛。本人も「すごくうれしいです」とはにかんだ笑顔を浮かべていた。

公演は6月12日(日)まで、同所にて。なお、出演者は各回ごとに異なる。

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