タレントweeker

世界の超一流オーケストラやオペラハウスと共演を続けながら、2010/11シーズンからは新日本フィルハーモニー交響楽団の“Music Partner of NJP”も務める世界的指揮者ダニエル・ハーディングが、新日本フィルを率い、東日本大震災復興支援のためのチャリティコンサートを開催することが決定した。

「ハーディング・新日本フィル チャリティーコンサート」チケット情報

東日本大震災が発生した3月11日の14時46分は、ちょうど同日夜の「Music Partner of NJP 就任披露公演」のゲネプロへ向かうため、都内を移動中だったというダニエル・ハーディング。東京で震災を経験し、その後の津波や原発事故の報道も目の当たりにした彼は、「3月11日に私が日本に滞在していたこと、そして地震や津波によって甚大な被害を受けたにもかかわらず、人々の威厳と勇敢さを目の当たりにしたことは私の心に深く刻まれました」と語る。

今回のチャリティコンサートは、「震災の被災者と3月に来られなかった全ての人のためのコンサートを！」というハーディングの強い願いによって実現したもの。プログラムは、ハーディングが得意とするマーラーの交響曲の中から第5番を演奏。「この作品は愛と悲劇、生命と死を描いた壮大な物語。この交響曲を指揮することは私にとっていつも特別ですが、特に今回は、震災で亡くなられた方々、愛する人を失った方々、住む場所や生きる力を失った全ての方々に全身全霊を込めて捧げたい」と意気込みを語る。

『ハーディング・新日本フィル チャリティーコンサート』は、6月20日(月)にすみだトリフォニーホール(東京都墨田区)で開催される。チケットは5月7日(土)10時より一般発売開始。公演の収益金は、日本政府・東日本大震災義援金窓口を通じて被災地へ寄附される。

• 次代の巨匠ハーディングが小澤ファミリーへ。新日本フィルとのタッグに手応え十分！
• 次代の巨匠ハーディング、新日本フィルとの新タッグがいよいよ本格始動
• 超一流指揮者が競演! 新日本フィル2010-2011シーズンプログラム発表