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ふくい舞、NYで日本へ祈りを込めて熱唱
2011年05月24日 19時00分 [J-POP・ROCK]
ふくい舞
ふくい舞

シンガーソングライターのふくい舞が5月22日(現地時間)、米・ニューヨーク・セントラルパークで開催された日米文化交流イベント「Japan Day@セントラルパーク2011」に出演、ライブパフォーマンスを披露した。

ふくい舞のイベント出演写真

出演前、ふくい舞は「アメリカで開催される、こんなに素晴らしいチャリティ・イベントに参加できて本当に感謝しています。アメリカの音楽は私に沢山の夢を与えてくれました。今日は日本代表のつもりで、ニューヨークの皆さんに『希望』『愛』そして『再生』の歌を届けたいと思っています」と抱負を語った。また、デビュー直前に病気で亡くなった大親友と病床で一緒に歌ったという『翼をください』を歌うことに、「とても不思議な縁を感じています。そして、その『翼をください』を作詞した山上路夫先生に書いていただいた『いくたびの櫻』を、1日でも早く皆さんの顔に安心した笑顔が戻るように、『再生』の祈りを込めて一生懸命歌いたいと思います」と意気込んだ。

Rumsey Playfield(ステージ)では、和太鼓・空手・書道などのパフォーマンスが行われる中、ふくい舞は『希望のうた』『アイのうた』『いくたびの櫻』のライブパフォーマンスを披露。16歳の時にオハイオ州留学で習得した英語でのMCを交え、大観衆を沸かせた。フィナーレでは、共演者の大江千里、サーカス、松居慶子、AISHA feat. DMC & BDCらと『翼をください』を合唱し、イベントは幕を閉じた。

中学生の頃に好きになった洋楽アーティストが世界中をツアーで回る映像を見て、「言葉や文化が異なっても音楽で一つになれる」と感動したことがきっかけでアーティストを志したふくい舞。今でも夢は「世界に自分の歌を届けること」だという彼女にとって今回のイベントへの参加は夢への第一歩となった。

ふくい舞は、6月から全国ツアー「櫻前線北上ツアー」をスタート予定。アコースティック編成によるシンプルなスタイルで、「再生」の祈りを込めた「いくたびの櫻」を全国に届けていく。また、7月11日(月)に神奈川・音霊 OTODAMA SEA STUDIOで開催される「やさしさに包まれたなら2011」に出演する。

同イベントは、日米市民の交流や日系コミュニティの連帯強化などを目的に2007年から開催されている日米文化交流イベント。5回目となる今回は、東日本大震災の深刻な現状を受け全力で復興に取り組む日本を、ニューヨークから少しでも元気づけることができればとの願いを込め「頑張れ!JAPAN!」をコンセプトに開催され約3万人を動員した。イベント公式ホームページ、ミニ・マラソン「Japan Run」およびイベント会場では義援金の受付も行われ、全額が東日本大震災の復興支援団体へ寄付される。

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