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中村獅童が約10年ぶりの女形を主演舞台で披露
2011年06月20日 15時54分 [演劇]
舞台より 中村獅童 撮影:引地信彦
舞台より 中村獅童 撮影:引地信彦

歌舞伎俳優・中村獅童の主演舞台『淋しいのはお前だけじゃない』が、6月17日、東京・赤坂ACTシアターにて開幕した。本作は1982年に放映された同名のドラマを原作に、モダンスイマーズ・蓬莱竜太の脚本、マキノノゾミの演出で舞台化。開幕を前に、中村獅童が会見に応じた。

舞台『淋しいのはお前だけじゃない』のチケット情報

借金取りの沼田薫(獅童)は、オーナーであるヤクザの親分・国分より、逃げ出した元愛人で大衆演劇の座長の由良常子(草刈民代)から慰謝料を取り立てて来いと言われる。ところが、情にほだされた沼田は常子と息子・市太郎(平岡祐太)を見逃そうと画策するが、嘘がばれ、借金返済の連帯保証人とされてしまう。常子親子は沼田に、借金返済の為に大衆演劇一座を旗揚げしようと持ちかけ、彼が借金を取り立てているサラリーマンや主婦たちを巻き込み、妻・よし江(長谷川京子)らとともに花村月之丞一座を結成。おひねりで借金返済を目論むが、芸のおぼつかない素人揃いの劇団は稼ぎが厳しいうえに取り立てられる借金の額も高く、沼田はますます窮地に追い込まれて……。

原作のドラマ同様、舞台版も地の芝居の中に大衆演劇の劇中劇がテンポよく入る。会見で獅童はキャストの早替えに触れて、「裏が大変なことになっていまして。他の人の衣裳も合わせると100着以上。僕も(約10年ぶりの)女形からロックの格好をして出てきたりします。出るよりも客席で観てみたい」と本音を漏らす。実際に獅童は舞台上での着替えも多い。地の芝居でも借金取立て屋が東奔西走する様を上手から下手まで走り回ることで表現するなど、ほぼ出ずっぱり。“中村獅童奮闘公演”と言うべき本作で、取立て屋だが憎めないチャーミングな沼田役を体現した。

そのほか平岡の女形スター役、草刈演じる大衆劇団の男役など、見どころ満載。東京公演は6月26日(日)まで。その後7月1日(金)〜3日(日)に愛知県・御園座、7月6日(水)・7日(木)の兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、7月9日(土)に新潟市民芸術文化会館と各地を回る。チケットは新潟公演以外いずれの会場も発売中。

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