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井上靖の自伝的小説を原田眞人監督が映画化した『わが母の記』の完成披露試写会が19日に丸の内ピカデリーで行なわれ、主演の役所広司、宮崎あおい、樹木希林ら出演者と原田監督が登壇した。
本作は文豪・井上靖が自身の人生や家族との実話を基に綴った『わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜』を原作に、普遍的な家族の愛を描いた物語。役所は作家・伊上洪作を、樹木は母親の八重を、宮崎は三女の琴子を演じ、第35回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリ受賞をはじめ、海外の映画祭でも注目を集めている。
役所は「原田監督のもとに集まった、刺激的で可愛い母と本当に出来のいい娘たちに囲まれて幸せな撮影でした」とあいさつ。樹木は「可愛い母をやらせていただきました。どれだけ憎らしいかご覧になってください」と話し、場をなごませた。
司会者から「原作からどのように役を捉えたか」と役作りについて聞かれると、役所は「役名を(モデルとなった“井上靖”ではなく)“伊上洪作”にしていただいたので、肩の荷が降りた感じがしました。ただ、映画に至るまでのバックグラウンドとして (原作小説は)大事な教科書だった」と語り、宮崎は「日によって身体のサイズもお顔も変わる樹木さんの演技をそばで見られていい経験になった。役所さんとは12年ぶりで、改めてご一緒して大人の色気をすごく感じた」と撮影を振り返った。
原田監督は、昨年の2月から撮影に入った本作のクランクアップが3月10日だったと話し、「震災のニュースに涙し、家族の絆をもう一度考えさせてもらいながらの編集だった。天国の井上先生がアレンジしてくださった気がしています」と胸の内を明かし、役所は「この映画には日本の美しい風景が映っています。緑も水も森も本当にキレイです。美しい日本を楽しんでください」とPRした。
『わが母の記』4月28日(土)全国ロードショー
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