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サイレントコメディー・デュオ「が〜まるちょば」が、自らの活動拠点である東京をJACK! その名も『東京JACK』と題し、9月4日(水)から11月30日(土)まで、全62市区町村中49か所で公演を行う。そこで、それぞれ赤いモヒカンと黄色いモヒカンがトレードマークの、ケッチ!とHIRO-PONのふたりに話を訊いた。
まず海外で人気に火がついたが〜まるちょばは、念願だった『JAPAN TOUR』を2007年からスタート。そんな世界レベルで活躍してきた彼らが、なぜ今最も身近な存在である“東京”に目を向けたのか? そもそも企画の立ち上げは、ケッチ!いわく「“灯台もと暗し”だったので、僕らの“もと”である“東京”を照らしてみようという思いつき」らしい。しかし世界を見てきたふたりが声をそろえる、「東京はすごい」という思いが、この企画に繋がったことは言うまでもないだろう。
今回披露されるのは、“が〜まる SHOW”と言われる、即興性の強いパフォーマンス。「が〜まるSHOWはお客さんと作るものなので、毎回段取りは同じですが、毎回絶対違うものになる。だからお客さんが僕らと一緒になって空気を作り、楽しむことができるエンタテインメントなんです」とHIRO-PONはその醍醐味を語る。
ライブ感を重視するSHOWだけに、彼らのステージでは観客の果たす役割も重要だ。もちろん仕込みなどではなく、ケッチ!がその場、その場でステージに上げる観客を選び出している。「基本はまず笑顔の人を選びますね。あとは目が合ってもそらさなかった人。ただ一瞬目をそらしても、チラチラこっちを見て、ニコニコしているような人がいるんです。そういう人は実は選んで欲しいと思っている人なので(笑)、選んじゃいます」。
ステージ上で観客がどんな反応をするかなど予測できるはずもなく、が〜まるSHOWにハプニングはつきもの。だがHIRO-PONは、「僕らのショーに“失敗”はないんです。要は言葉がないので噛まないし、セリフを間違えることもない。段取りもあってないようなものなので、その時にベストだと思うことをやるだけ。だからある意味、ハプニングも僕らにとってはおいしい素材なんです」と笑う。
が〜まるちょばのパフォーマンスは、言葉がない分、言葉で伝えるのは非常に難しい。だからこそケッチ!は「とにかく来てもらわないと始まらない」と言う。すると「こちらから出向く一番近いところだと思うので、その機会を逃さないで欲しい」とHIRO-PON。さらにケッチ!も「世界的なSHOWが庭先で観られます!」と続け、かつてない企画への期待感をより一層高めてくれた。
取材・文:野上瑠美子
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