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歌手、声優と幅広く活躍する俳優・ささきいさおが、シルヴェスター・スタローン主演最新作『バレット』のTVスポットにナレーターとして参加することになり、都内のスタジオで収録に臨んだ。『ランボー』シリーズをはじめとする数々のスタローン主演作に加えて、最近では『エクスペンダブルズ』シリーズの日本語吹替え版でもスタローンを演じるささきは、「年齢を重ねるたびに、渋さが増している。それに自分が声をあてる俳優さんが元気に活躍するのは嬉しいこと。自分も負けていられない」と現在66歳のスタローンの現役ぶりに刺激を受けていた。
映画は人気グラフィックノベルを基に、スタローン演じる老殺し屋のジミー・ボノモが殺された相棒の復讐を果たすため、ポリシーに反し刑事とコンビを組み、警察やマフィアに立ち向かう姿を重厚なタッチで描く。『ストリート・オブ・ファイヤー』などで知られる鬼才ウォルター・ヒル監督が、実に10年ぶりにメガホンを執った。
TVスポットでは、ささきが「俺の名前はジミー・ボノモ。殺し屋だ。40年間、生きるために撃ってきた。ルールを破って刑事と組む。これが俺の最後の仕事」と渋い低音ボイスを響かせる。「長年、やっていますからね。身体にしみついていますよ」(ささき)。スタローンを演じる上で大切にしているのは、「低音を響かせるのはもちろん、彼特有の“かすれ”」だといい、「普通のいい声だけでは、ニュアンスを表現しきれない。数日前から家で酒を飲んだり、大きな声でしゃべったり、歌ったり(笑)。そうすると、女房も『あっ、次の仕事はスタローンかしら』ってわかるみたい」と役作りを明かした。
長年、屈強な肉体を維持し続けるスタローンに「きっと大変だと思いますよ」と驚きの声をあげるささきだが、自身も「声を出すには全身の筋肉を保たないといけないから、ジムに通ったり、エアロビクスをしたり、衰えないように気をつけている。スタローンみたいにはいかないですけどね(笑)」と肉体のメンテナンスには余念がない。そして、本作『バレット』に「“最後の仕事”って言葉がありますけど、きっとスタローン本人も限界が近いと覚悟しているはず。だからこそ、限界と向き合いながら、挑戦し続ける姿が格好いいんだと思います。もちろん、悪党には容赦しない。生ぬるさを許さない点もスタローンらしさ」と太鼓判を押していた。
『バレット』
6月1日から全国ロードショー
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