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9月に世田谷パブリックシアターで開幕する舞台『ジャンヌ』の制作発表会が7月1日、都内で行われ、主演の笹本玲奈をはじめ、村井國夫、中嶋しゅう、今井朋彦、伊礼彼方、浅野雅博ら出演陣と、演出の鵜山仁、翻訳の小田島雄志が会見に出席した。
舞台『ジャンヌ』は1923年に初演された、イギリスの大劇作家ジョージ・バーナード・ショーの名作。故国に勝利をもたらしながら、異端者として火刑に処された15世紀フランスのヒロイン、ジャンヌ・ダルクを描く歴史劇だ。ジャンヌ役にはミュージカルで多くのヒロインを演じてきた笹本玲奈。2011年の『日本人のへそ』以来2度目のストレートプレイ出演となるが、『日本人のへそ』は歌やダンスが盛り込まれた作品。今回笹本は歌を封印して大役に挑む。
以前からジャンヌ・ダルク役を演じたいと思っていたという笹本。「信念を貫き通したジャンヌは憧れの存在だった。自分もミュージカルをやりたいと思い、夢をかなえるために突き進んできたのですごく共感できる」と話していたが、ジャンヌを追い詰めるフランスの司教役・村井の「玲奈がジャンヌを魅力的に演じてくれればくれるほど私たちの役も引き立つからね」の言葉に、思わず顔を伏せるひとコマも。2度目となるストレートプレイ出演については「読み合わせを始めてるんですが、鵜山さんから「ジャンヌの『ロベールさん』という呼びかけ方で、彼の地位や存在を示してほしい」と言われた時に、ストレートプレイってこういうことなんだって……。村井さんには馬鹿にされそうですけど、お互いがお互いの存在をセリフで示していく、相手とのキャッチボールで成立するんだなと、デビュー15周年にしてあらためて感じました」と笑顔で話した。また、近く、ジャンヌゆかりの地、フランス・オルレアンを訪れることを明かし、「ジャンヌ・ダルクを肌で感じてきたい。全ての準備を整えて、本番に挑んでいきます」と意気込みを語った。
一方、演出の鵜山は「舞台の表現で世の中を変えていく。最近、そのことを信じなければいけないのじゃないかと思っている」「膨大なセリフの量だったり、難しいところがいろいろあってハードルは高いですが、元気に飛んで、観客のみなさんにいいメッセージ、いいエネルギーをお届けできれば」とコメントした。
公演は9月5日(木)から24日(火)まで東京・世田谷パブリックシアター、9月28日(土)・29日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットは7月6日(土)より一般発売開始。
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