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桂文枝襲名1周年記念。爆笑必至のネタおろしも
2013年09月25日 17時20分 [寄席・お笑い]
六代 桂文枝  撮影:岩村美佳
六代 桂文枝  撮影:岩村美佳

1966年も押し迫った12月、五代目桂文枝師匠に入門を許されてから、48年になろうとする長い落語家人生。六代桂文枝は襲名1周年記念公演で、全国各地を忙しく飛び回っている。

三枝改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演 チケット情報

「うーん、一番不安でしんどかったのは襲名を発表してから襲名披露公演始まるまででしたね。挨拶まわりやらなんやらでものすごく気も遣って、おかげでやせました。逆に襲名披露公演始まってからは、落語に集中できたんでかえって気持ちが落ち着いたんです」

文枝が演じる創作落語は『ゴルフ夜明け前』や『美しく青き道頓堀川』『仁義なき校争』など、タイトルだけでもう人をにやりとさせる面白さ。もちろん面白いだけではなく、時にほろりとさせる、味わい深い人生のスパイスも効いている。

「ネタはですねえ、ふだん何となく『これって何だろうな』とか『ちょっと面白いな』と思ったことがもとになっています。僕はそういうのをタネと言っているんですが、ちょっとしたことを手帳に書いておくんです。例えばあるとき『友達って何だろな』と思って、それを書いておく。友達についてつらつら考えていくと、男同士の友達って少ないんですよ。特に年をとるとね。ある作家が男は75歳を境にどんどん淋しくなっていくって書いてましたけど、学生時代からとかつきあってる友達も少ないし、いてもどんどん亡くなっていくし、そのころにはたいがい嫁さんにも邪魔にされてて(笑)、ますます孤独になっていく。ゴルフやっても、メンバーはひとりずつ減っていくてなことになる。そうだ、これがバンドやってた仲間だったらどうだろうと思って。『友達って何だ』というタネから芽が出るんですね」

そうやって日々気になるタネを集め、温めて育てた結果、見事に花を開いた創作落語は200作品以上! 昨年の襲名記念公演はもちろん、今年の襲名1周年記念公演も新作をひっさげて高座に上がる。

「僕も70歳を迎えるようになってやっと、自信の持てるような作品が出来たと思いますし、何とか技術の方も、自分なりに落語として納得できるようなものが出来るようになりました。それをぜひとも、観ていただきたいなと。最近やっと自信持ってやれるようになってきましたのでね、きっと楽しい落語会になると思います。ぜひ襲名1周年記念公演に、足を運んでいただきたいですね」

9月28日(土)千葉県文化会館 大ホール、10月13日(日)群馬・ベイシア文化ホール 大ホール、10月14日(月・祝)栃木県総合文化センター メインホール、2014年2月1日(土)埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール、2月9日(日)茨城県立県民文化センター 大ホールほか、全国で公演。なお、チケットぴあでは、埼玉・茨城公演のインターネット先行先着「プリセール」を実施中、10月7日(月)午後11時59分まで受付。

取材・文:湊屋一子

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