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世界が認める日本人アーティスト、サイレントコメディー・デュオ「が〜まるちょば」による3年ぶりの新作長編を携えた「が〜まるちょばJAPAN TOUR 2014」の公開ゲネプロが1月30日にKAAT神奈川芸術劇場ホールにて行われた。
「が〜まるちょば」はケッチ!(赤いモヒカン)と「HIRO−PON」(黄色いモヒカン)というふたりのパントマイムソリストにより1999年に結成。徹底して創りこんだストーリー性のある舞台作品とライブ感爆発のショーは世界でも高く評価され、その言葉や文化を超えたパフォーマンスは、これまでに30か国を超える国々のフェスティバルでも披露され、数々の演劇賞を受賞。昨年は東京都62全市町区村をジャックする「東京JACK」を開催し、今年は3年ぶりの新作である長編ストーリーを携え、KAAT神奈川芸術劇場ホール公演を皮切りに、全国ツアーを実施する。
今年のツアーは、テレビなどでもおなじみのエンターテイメントショー「が〜まるSHOW」と1時間に及ぶ長編ストーリーによる2部構成。前半の「が〜まるSHOW」では、カバンやペットボトル等の小道具を使用したり、音楽や言葉で遊んだいくつかの短いパフォーマンスが披露された。「観客を巻き込み、今この瞬間に遊びを創りだす天才」であるが〜まるちょば。その公演会場に一歩でも足を踏み入れると観客はもう傍観者でいることは許されない。観客も一緒になって声を出したり、体を動かしたりと、が〜まるちょばが創りだすエンターテインメント空間に参加する。
後半の長編ストーリーは「"Yes"」と銘打ったロマンティックコメディー。冒頭、ふたりの男女のデートシーンから始まる。映画、ボーリング、ドライブ、レストランでの食事と、体の動きだけで巧みにぞれぞれの場面を表現。そして物語が進むと、幸せな時間を過ごすふたりに、ある出来事が起こり…。
ひと言も言葉を発しないにも関わらず、彼らの身体表現からは、あたかもふたりの登場人物の数々の言葉が舞台上に満ちているように感じる。終演後には、まるで一本の映画を観た後のような感覚が残り、パントマイムという表現方法の可能性に驚愕せずにはいられない。
神奈川公演は、2014年1月31日(金)から2月2日(日)までKAAT神奈川芸術劇場ホール、東京公演は、2014年4月25日(金)から27日(日)までめぐろパーシモンホール大ホールにて。その後、全国各地で上演。チケットは発売中。
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