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魅力は“違和感”。監督が語る『ゲームセンターCX』
2014年02月25日 15時13分 [邦画]
蔵方政俊監督とダイスケを演じた吉井一肇(C)2014ハピネット/ガスコイン・カンパニー

よゐこ・有野晋哉の初主演映画『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』が公開されている。本作は、有野が懐かしいゲームに挑む様をひたすら追う人気番組から誕生した作品だが、劇中には“青春ドラマ”の要素があるという。蔵方政俊監督はまったく混ざらないふたつの要素をどう映画化し「“違和感”がこの映画の持ち味」と語るまでになったのだろうか?

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本作は、有野課長が『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』などの懐かしい名作ゲームに挑戦し、ただひたすらエンディングを目指すCS番組『ゲームセンターCX』の放送10周年を記念して製作された作品。映画は、2006年に『マイティボンジャック』に挑戦する有野課長と、1986年に好きな女の子のために奮闘する少年ダイスケのドラマが交互に描かれる。これまで「番組を拝見した事がなかった」という蔵方監督は脚本を読み「なかなか映画の完成形を想像する事が出来ませんでした」と振り返る。

確かにバラエティー番組と青春ドラマを“同じ映画”の中で描くのは困難だ。しかし、蔵方監督は発想を転換し「その交錯の中で生まれる“違和感”がこの映画の持ち味」だと思うようになったという。「脚本を担当された酒井さんは常々、何かを狙って笑わそうとしたり、面白くしようとしないで下さい、とおっしゃっていました。準備が進んでいく中で、きっと変わった映画になるだろうと想像していましたが、完成した作品は、その想像を遥かに超えて奇妙でした。バラエティ番組とドラマの融合が、結果的には良い相乗効果を生み出したのだと思います。予想もしない化学反応が起きていました」。

完成した映画は、監督の“あえてリンクさせない”という演出が見事にハマり、異なる時代で同じゲームに熱中しているふたりのドラマが奇跡的な融合を見せている。「何かを達成したときの爽快感を、ただただ純粋に楽しんでいただけますとうれしいです。ファミコンを愛するすべての方、そして何かにつまずいているすべての方にこの映画を捧げます」。

ちなみに監督は1986年パートの“細部”には徹底的にこだわったようだ。「ファミコンのみならず、漫画、アニメ、お菓子、ジュース、ファッション、髪型など、細部にわたり、1986年の“あるある”を体感していただけると思います」。

『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』
公開中

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