タレント ニュース
映 画
第37回日本アカデミー賞授賞式が3月7日(金)に開催され『舟を編む』が最優秀作品賞、監督賞(石井裕也監督)、主演男優賞(松田龍平)など計6部門で最優秀賞に輝いた。
三浦しをんの本屋大賞受賞小説を原作に、辞書の編纂に情熱を注ぐ編集部員たちの15年もの奮闘を描いた本作。スタッフ部門で最優秀録音賞、編集賞、そして渡辺謙作が最優秀脚本賞を受賞した。
最優秀主演男優賞に輝いた松田は「嬉しいです。大島渚監督の『御法度』で新人賞をいただき、こうやって主演男優賞をいただきまして」と受賞の喜びをかみしめる。司会の樹木希林に、亡き父・松田優作から受けた影響について尋ねられると「うまく言葉に出来ないけど、(父を)目指しているところはあります」とうなずいた。
最優秀監督賞で壇上に上がった石井監督は「松田さんをどうしても勝たせたかった!」と自身の受賞以上に松田の受賞を喜び、その後、作品賞受賞で再び壇上に上がると「みんなで作った映画です!」と仲間たちと喜びを分かち合った。
女優部門では、真木よう子が『さよなら渓谷』で最優秀主演女優賞、『そして父になる』で最優秀助演女優賞を同時受賞。同じ年の女優2部門制覇は第2回の大竹しのぶ(『事件』『聖職の碑』)以来、2人目の快挙で、式後に報道陣を前に真木は2つのトロフィーを手に「心地よい重さです。改めて『またしっかり頑張れ』と言われている気がします」と喜びを口にした。
このほか最優秀助演男優賞は『そして父になる』のリリー・フランキーが獲得。引退を表明した宮崎駿監督の『風立ちぬ』が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。
【第37回日本アカデミー賞主な受賞結果】
最優秀作品賞:『舟を編む』
最優秀監督賞:石井裕也監督(『舟を編む』)
最優秀主演女優賞:真木よう子(『さよなら渓谷』)
最優秀主演男優賞:松田龍平(『舟を編む』)
最優秀助演女優賞:真木よう子(『そして父になる』)
最優秀助演男優賞:リリー・フランキー(『そして父になる』)
最優秀アニメーション作品賞:『風立ちぬ』
話題賞:『真夏の方程式』/若林正恭(オードリー/『ひまわりと子犬の7日間』)
関連リンク(外部リンク)
関連タレント
映画のニュース もっと見る
-
映 画
2021年12月28日 17時52分 更新オンライン特別上映 JAM THE CINEMA Vol.2『エル プラネタ』 -
映 画
2021年09月14日 16時40分 更新佐久間由衣を主演に20代の悩みと心の揺れを繊細に描く -
映 画
2021年08月16日 13時57分 更新スパイだった実在の歌手描く映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』先行配信決定! -
映 画
2021年06月28日 10時33分 更新ヒップホップ黎明期を記録した伝説のドキュメンタリー映画「Style Wars」が先行配信決定! -
映 画
2021年05月17日 12時51分 更新映画『Style Wars』× JAM THE PLANET 特別オンライン上映会開催