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カミナリグモ、下北沢で「決心」を吐露した夜
2014年03月11日 17時20分 [J-POP・ROCK]
カミナリグモ 3月10日(月)東京・下北沢440でのライブの模様
カミナリグモ 3月10日(月)東京・下北沢440でのライブの模様

3月10日(月)東京・下北沢440でカミナリグモのツアー東京公演が開催された。

この日の公演は全国5か所を巡るツアー「OUR SONG WITH NO NAME」の初日。ゲストのベースとドラムを迎えたバンド編成のライブも好評だった彼らだが最近は上野啓示(g、vo)、成瀬篤志-ghoma-(key)のメンバーふたりですべてを演奏するステージを追求していて、そのスタイルも確実に定着しつつある。数ヶ月前に購入したという新しいフルアコ・タイプのエレキ・ギターを抱え、哀愁を帯びたボーカルで切々と歌う上野。ギターとキーボード以外のあらゆるサウンドをサンプリングやフットペダルを器用に操りながら音世界を丹念に彩るghoma。活動12年目を迎えた彼らが初期の名曲『春のうた』にちなんで新旧交えた春らしい楽曲を披露していく。上野は「春は好きですか?僕は野球が開幕するこの時期のドキドキ感が好き」と語り、アットホームで居心地の良い時間が流れていく。

「ねぎらって欲しいタイプなので…」と前置きして、上野はライトやセットのスイッチングも足で操作してることを告白、ghomaもサウンド面で”頑張っている”裏事情もアピールして笑いを誘う。中盤で、今年の2月にリリースされたthe pillowsのトリビュート盤に収録された『開かない扉の前で』を演奏するにあたり、上野は「17歳のときにこの曲と出会い、今、こんな機会を得て夢のよう」と気持ちを吐露。会場に駆けつけていたthe pillows 山中さわおの前で丁寧に心を込めて歌い上げた。

終盤では「実は春が嫌いでした」と切り出した上野は、取り残されたような疎外感を感じていた春が嫌いで、でもここ2年くらいは悪くないと思えるようになったと語った。「今年1年、ふたりでできることに精一杯、挑戦していく」と決心し、8月には初めてのホール公演ワンマンに臨むことも発表。同期して多彩な音を重ねる楽曲も聴き応えがあったが、ギターとキーボードと歌と、ふたりが刻むビートと想いが込められたナンバーにこそ大きな成長と可能性を感じた。

アンコールでは『開かない扉の前で』のアンサーソングとして作ったと前置きして新曲『サバイバルナイフ』を披露。8月公演のチケット購入者には、この音源がプレゼントされる。ぜひとも今のふたりが紡ぐ独特の音世界を生で体感して欲しい。(取材・文:浅野保志)

■『BEYOND THE LOCKED DOOR! 』-ツアーファイナル- カミナリグモ ワンマンライブ
日時:8月24日(日)開場17:00/開演17:30
会場:TOKYO FMホール(東京都)
料金:前売3300円 小学生以下2000円
(ドリンク持ち込み可。ただし飲水はロビーのみ。)
※来場者特典として未発表音源『サバイバルナイフ』とスペシャルパンフレットをプレゼント

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