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安蘭けい、忍成修吾を溺愛?『幽霊』稽古場レポート
2014年03月13日 18時22分 [演劇]
左から、吉見一豊、忍成修吾、安蘭けい
左から、吉見一豊、忍成修吾、安蘭けい

3月、東京・B『幽霊』チケット情報
『幽霊』チケット情報

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unkamuraシアターコクーンにてイプセンの戯曲『幽霊』が上演される。3月都内某所にて行われた公開舞台稽古イベントを取材した。

1881年に発表された『幽霊』は名作『人形の家』と並ぶイプセンの代表作。イプセン中期に書かれ、数ある作品の中でも傑作と評される。舞台はノルウェイ西部のフィヨルドに臨む名士・アルヴィング家の屋敷。10年前に他界したアルヴィング大尉の功績を讃える記念式典を明日に控えている。登場人物の背景に渦巻く人間関係が魅力のこの作品に、元宝塚トップスター安蘭けい、若手実力派俳優忍成修吾、ベテラン吉見一豊が挑む。演出は読売演劇大賞を受賞した気鋭の演出家、森新太郎。

この日の稽古は、忍成演じるアルヴィング家のひとり息子オスヴァルが留学先のパリから帰国してくるシーンから始まった。舞台前面に向かって傾斜している八百屋舞台には、古めかしい家具が並ぶかと思いきやモダンなインテリアのセット。演出の森は「ポジションひとつで関係性が変わる」と俳優の立ち位置を細かく決めていく。「演出をつけて頂くことで、自分がどう見えるのかが解るのが面白い」と言う忍成。吉見一豊演じる牧師のマンデルスと言い争うシーンは、静かな迫力を感じた。

ひとり息子のオスヴァルを不安気に見守る、安蘭演じるアルヴィング夫人。演じてみて「(忍成演じるオスヴァルの事を)溺愛しています(笑)」と語った。ミュージカル女優として活躍する安蘭に、ストレートプレイの楽しさと難しさを尋ねると「楽しさは、歌わなくてもいいところ。難しさは、歌えないところ(笑)。歌がやはり自分にとって大事だとも感じます。そこで1曲歌えば全てが解決するのにと時々思いますが、その難しいところがまた、ストレートプレイの面白さですね」と語った。

「出演者の皆さんがいつも和気藹々としているんです」と森が述べるように、稽古後に行われたフリートークでは、出演者が息のあった話を繰り広げた。「森さんの演出が毎回変わるので、新鮮な気持で本番に臨めると思います。ぜひ何度も劇場に足を運んで下さい」と安蘭が意気込みを述べれば、「イプセンの作品というと日本ではあまり馴染みが無く、重く感じるかもしれませんが、ものすごくエンターテインメント作品としてよく出来ていると思います。サスペンスあり、色事あり、笑いあり、ドンデン返しありと、そのへんの昼ドラよりよっぽどイプセンが面白い!と思って頂けると嬉しいです。ぜひ見に来てください!」と森が締めくくった。

公演は3月20日(木)から30日(日)まで。チケット発売中。チケットぴあではディナー付チケットなど各種特典付チケットも発売中。

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