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話題の“涙活”にも有効! 名作朗読劇が6度目の上演
2014年05月28日 14時45分 [朗読・リーディング]
吉田英史 感涙療法士
吉田英史 感涙療法士

2001年に放送されたドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』をもとに韓国で映画化され、日韓両国でヒットを記録した『私の頭の中の消しゴム』。その舞台版である本作は、2010年の初演時より好評を得て再演を繰り返し、今回が6度目の上演となる。5月31日(土)の初日を控えて盛り上がる稽古場に、今回は感涙療法士として“涙活(るいかつ)”を行う「なみだ先生」こと吉田英史氏と共に訪ねた。

朗読劇『私の頭の中の消しゴム』チケット情報

男優と女優のふたり芝居。公演中は異なるペア数組が交替で上演するが、キャストはドラマで活躍中の俳優やミュージカル界のホープ、人気声優、さらにアイドルまでと多彩な顔ぶれが揃い、演者によって芝居の趣きが変わるのも魅力のひとつだ。見学した日は、初日に登場する高橋光臣と昆夏美ペアが通し稽古中。連続テレビ小説『梅ちゃん先生』で注目された高橋は、大柄な体躯に飾り気のないTシャツとスニーカー姿。隣の昆はパワフルな演技でミュージカル界の新星とうたわれているが、椅子に座っているさまは可憐そのもの。まさに建築現場で働き恋愛には疎い「浩介」と、社長令嬢で天真爛漫な「薫」にピッタリな印象だ。

序盤は息の合ったセリフの応酬と、高橋の意外にコミカルな一面に驚かされつつ、物語はテンポよく進む。恋に弾む昆の声音も心地よく、2人の穏やかな生活は永遠に続くと思われたが…。朗読劇とはいえ、舞台上に様々な仕掛けが施されている本作だけに、時には立ち上がって歩きながら演技する2人。やがて訪れる残酷な運命に動揺する浩介と、そんな彼を見て悩み苦しむ薫。本番さながらの白熱したやりとりに、見学している吉田氏も次第に引き込まれていった。

稽古終了後、吉田氏に感想を尋ねると、「愛する人と一緒にいる意味とは何なのか、もし自分が浩介の立場になったらどう思うのかなど色々と考えさせられました」と心を動かされた様子。一方で「日記形式なのでプロセスがはっきり見え、こちらの感情移入がより深くなるんですね」と感涙療法士らしい分析も。「“涙活”は情動の涙を流して心のデトックスを図るもの。その際にセロトニンが放出される(脳の)前頭前野という部分は“共感脳”でもあるんですよ。現代人は泣ける場所を探していると言われています。本作を見て浩介と薫に共感し、涙を出るままにまかせるというのは“涙活”にも有効ではないでしょうか」と語る吉田氏。動物の中でもヒトだけが流すとされる“情動の涙”。その効用を、舞台というナマの空間で思い切り感じてみよう。

公演は5月31日(土)から6月8日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。出演は各回日替わりで、高橋光臣×昆夏美、小野大輔×市川由衣、田代万里生×沢城みゆき、福山潤×山口紗弥加、東山光明(Honey L Days)×高垣彩陽、伊礼彼方×高柳明音(SKE48)、松田凌×小島藤子の各ペアが出演。高橋×昆ペアは5月31日(土)・6月1日(日)に登場する。 なお本公演を2度観劇した方へ、特製ポストカード7枚セットプレゼントやサイン入り台本が当たる特別企画もご用意。詳細は公演情報ページにて。

取材・文:佐藤さくら

チケットぴあ

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