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片岡愛之助が栗山民也演出のもと新感覚歴史物語に挑む
2014年07月25日 18時18分 [演劇]
片岡愛之助
片岡愛之助

人気大河ドラマ『炎立つ』が、栗山民也の演出により初の舞台化。8月の東京を皮切りに、全国5都市で上演される。そこで主人公の藤原清衡を演じる片岡愛之助に、本作にかける思いを訊いた。

舞台『炎立つ』チケット情報

今回愛之助演じる藤原清衡は、荒廃した奥州(東北地方)を復興させ、世界遺産にも登録された中尊寺を建立したとされる人物。歴史上の人物を演じる時、愛之助はあることを心がけているのだと言う。「その人“らしさ”ですね。これは歌舞伎の諸先輩方に教えていただいたことですが、その人がどんな人だったのか、何が本当かなんて、実際のところ誰にも分からない。ならば『ひょっとしたらこんな人だったのかも…』とお客さまに思っていただく。そういう空気感を出すことが、僕の仕事であり、つまりはお芝居なのかなと。だから今回であれば、いかに“清衡らしさ”を出せるのか。それがとても重要になってくると思います」。

演出を手がける栗山とは、5年前の『赤い城 黒い砂』以来、2度目のタッグとなる。「繊細で、斬新で、ものすごく発想が豊かな演出家さんですよね。だから今からお稽古がとても楽しみです。栗山さんとのディスカッションの中から、新しい清衡をつくっていきたいなと思っています。ただ若い方の中には、“歴史物語”と聞いただけで“古臭い”と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも今回の『炎立つ』は、栗山さん独自の世界観の中でつくられていく全く新しい舞台。そしていろいろなフィールドを経験してこられた方々が共演してくださいますから、その化学反応も楽しんでいただけたらと。きっと新しい感覚の、多くの方に楽しんでいただける歴史物語になると思います」。

上方歌舞伎の花形役者から、ドラマ『半沢直樹』の黒崎役でのブレイクにより、一気に全国レベルの人気者となった愛之助。「『半沢直樹に出させていただいたころは、『黒崎さん、歌舞伎もやっているんですね』なんて言われていました」と笑いつつ、こう続ける。「でもあの作品をきっかけに歌舞伎を観に来てくださる方も増えましたから、本当に出てよかったと思います。ですからこの記事を読まれた方は、これがその「きっかけ」だと思って、『炎立つ』を観に来てください! 舞台はライブ。役者同士、そしてお客さまともキャッチボールをしつつ物語をつくり上げていくのが僕は舞台だと思っていて…皆さんと一緒に舞台を楽しみたいですね。そのためにもまずはご来場をたまわりたく! お願いします!(笑)」

東京公演は8月9日(土)から31日(日)までシアターコクーンにて。チケット発売中。

取材・文:野上瑠美子

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