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今年10周年という節目の年を迎えたD-BOYS。彼らが多彩な演出家を迎え創り上げてきたDステも、本作で15本目を数える。その舞台『駆けぬける風のように』で初タッグを組むのは、演劇集団キャラメルボックスの成井豊。そこで主役を務める和田正人に話を訊いた。
本作は、キャラメルの人気シリーズ『風を継ぐ者』の書き下ろし新作。新選組を舞台に、幕末を駆けぬけた男たちの熱いドラマが展開される。和田演じる迅助は、足は速いが剣術も学問もまるでダメな新選組隊士という役どころ。「やはりプレッシャーではありますよね。これまでに迅助を演じてこられた方が他にもいるわけですから。でも僕自身迅助は大好きな、演じたいと思う役柄ですし、迅助をやれることが心から楽しみです」
キャラメルを代表するシリーズではあるが、この『駆けぬける〜』はあくまでDステの新作。自分たちなりの色を、どう打ち出していこうと思っているのか。「実は僕の中では、あまりそこにこだわりはないんです。個性って結果だと思うので。出そうと思わなくても絶対に出てしまうものですし、きっと演出の成井さんも、関わる俳優が変われば、自然と関係性や見せ方も変わっていくはず。だから僕がやるべきは、台本に書かれていることをそのまま演じることだけ。あとは稽古場で生まれる空気感、瞬発力を大事にしていきたいと思います」
共演者には沖田聡司役の陳内将や土方歳三役の遠藤雄弥、小金井兵庫役の加治将樹ら、和田にとって戦友とも言うべき面々が集う。「長く一緒にやってきたメンバーですが、Dステで一緒になるのはみんな久しぶりなんです。だから新鮮と言えば新鮮で。僕らはまだまだ若手なので、外からの刺激に対して敏感に影響されてしまう。だから会う度に芝居の雰囲気や取り組み方が変わったりして。その結果久々に絡んだ時、一体どんなものが生まれるのか。僕らにとってそれがDステの楽しみのひとつでもあるんです」
D-BOYSでの10年は、和田が俳優として歩んできた10年でもある。その記念の年に立つ舞台を前に、今和田は何を思うのか。「『駆けぬける風のように』ってすごくいいタイトルだと思うんです。僕らD-BOYSはこれまで10年、確かに駆けぬけてきたと思いますし、これから先の10年に向けて、また駆けぬけていきたい。その区切りの一作としてしっかりと、何よりお客さまに最大級の満足を得てもらえるよう、頑張りたいと思います!」
公演は10月9日(木)から19日(日)まで東京・サンシャイン劇場、10月24日(金)から26日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、10月31日(金)・11月1日(土)に愛知・名鉄ホールにて。チケット発売中。
取材・文:野上瑠美子
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