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山本耕史主演!ブロードウェイ話題作『メンフィス』
2014年09月19日 19時20分 [ミュージカル・ショー]
ミュージカル『メンフィス』
ミュージカル『メンフィス』

2009年にブロードウェイで初演、翌年のトニー賞では4部門を受賞したミュージカル『メンフィス』。アフリカ系アメリカ人が多く住み、ブルースやソウルなど黒人音楽の発祥の地でもある米国南部の都市メンフィスが舞台で、物語には人種差別問題も色濃く絡む。とはいえ、ロックバンド〈ボン・ジョヴィ〉のデヴィッド・ブライアンによる楽曲は、そんなビターな現実を吹っ飛ばすほどキャッチーでパワフルな名曲ぞろい。偉大なブラックミュージックへの愛が一杯に詰まった、愛すべきミュージカルとなっている。2015年1〜2月に上演される日本版で、主役を務める山本耕史に話を聞いた。

ミュージカル『メンフィス』チケット情報

1950年代のメンフィス。白人の青年ヒューイ(山本)は、黒人専用のナイトクラブで聞いたフェリシア(濱田めぐみ)の歌声と彼女自身に夢中になる。フェリシアの兄でクラブオーナーのデルレイ(ジェロ)や、従業員のゲーター(JAY'ED)らは渋い顔だが、ヒューイはおかまいなしだ。そんなある日、ラジオ局でDJがブースから離れた隙に黒人音楽を流したヒューイは、その日の大反響からラジオDJとして採用されることになる。フェリシアも彼の番組に出演するなど、ヒューイの恋と仕事は順風満帆に思えたが…。

ヒロイックな白人が主役になることが多いミュージカル界で、ヒューイは音楽オタク気味のイケてない青年。確かな実力と端正な容姿で活躍中の山本が扮するのは、意外な気もするが…。「実はこの役、『レント』の初演キャストのアダム・パスカルがやっているんです。僕も日本版『レント』に出演した後に彼と仲良くなって、『メンフィス』の話も聞いていたんですよ。音楽の“血”が流れてるっていうのかな、そういうミュージカルに参加してきた彼がやっているなら、僕もいつか演じるのかもしれないなという予感はしていました」と、山本は本作との出合いを笑顔で語る。

『ゴッドスペル』や『tick,tick... BOOM!』では主演と演出を務めるなど、音楽を主軸にしたミュージカル作品には特別の想いを抱いてきた山本。本作に対しても「23歳位の時にニューヨークの、住人はスパニッシュや黒人がほとんどっていう町に住んだことがあるんです。人種の壁も経験したし、黒人音楽の素晴らしさも体感しました。だからアウェイなのに信念をもって彼らの世界に飛び込んだヒューイの気持ちは分かる気がして」と話す。一方、本作のもつテイストに関しては「ちゃんと明るいミュージカルなので、肩の力を抜いて楽しめるはず」とアピール。「数々の作品で活躍されて、今回が初共演となる濱田めぐみさんや、歌の歌詞がまっすぐに心に届くジェロくんなど、実力派揃いのキャストにもぜひ注目してもらえれば」と、最後は演出家の顔も持つ山本ならではの言葉で締めくくってくれた。

公演は2015年1月30日(金)から東京・赤坂ACTシアターにて。チケットの一般発売は9月27日(土)午前10時より。なお、チケットぴあではインターネット先行先着「プリセール」を9月20日(土)午前11時より受付。

取材・文 佐藤さくら

チケットぴあ

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