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比嘉愛未&福田沙紀、ユーミンの歌世界の中へ
2014年10月02日 17時00分 [朗読・リーディング]
ユーミン×帝劇 Yuming sings... 『あなたがいたから私がいた』稽古場より
ユーミン×帝劇 Yuming sings... 『あなたがいたから私がいた』稽古場より

俳優が演じる純愛物語と同時に、その場面に相応しいナンバーを松任谷由実が歌い紡ぐ。ユーミンの音楽と、演劇が互いに共鳴しあう――。音楽と演劇の新しい融合の形を提示した舞台『8月31日〜夏休み最後の日〜』から2年。ふたたびユーミンが帝国劇場に帰って来る。今回上演される『あなたがいたから私がいた』は、戦中を舞台に3人の幼なじみの男女が織り成す切ない友情物語。この作品に出演する比嘉愛未、福田沙紀に話を訊いた。

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稽古場では、自分の出番以外のシーンを見ながら口ずさんでいる姿が印象的だったふたり。「ずっと歌ってます!」(比嘉)、「ユーミンさんが隣にいても口ずさんじゃってます」(福田)と、ともに笑顔だ。「稽古場からすでに贅沢な時間。ユーミンさんは圧倒的なオーラがあるし、歌声に励まされます。最初は普通に『あ、ユーミンさんがいる!歌ってる!』って、ミーハーでしたが(笑)」と比嘉が話せば、「でも気さくな方。今度みんなで買い物行こう!ってお誘いいただきました」と福田も楽しそうに話す。

そんなふたりが演じるのは、いとこ同士の女性。同じ男性を好きになり、表面上はすれ違っているように見えても、実は誰よりも深くお互いを思いやっている…という間柄だ。「私が演じる園子は、すごく優しいけれど芯の強い女性。波乱万丈だけど、戦中から現代まで生き抜く強さがある。でも相手を思いやるからこそ自分を殺せる人」と比嘉。一方で福田は演じる春子のことを「愛に溢れた女の子。それがちょっと逆に向かってしまい、最初はイヤな子なんですが。でも最初に台本を読んだ時から『嫌味なんか言いたくないのに…』とか、春子の感情が伝わってきてすごく胸が締め付けられました」と話した。

「私、春子は(渡部豪太扮する)栄一さんが好きという設定だけど、実は園ちゃんの方が好きだと思う…」と福田が言えば、比嘉も「そうそう!お互い大好きだよね。だからこそすれ違う切なさがある…」とうなずく。劇中には、そんなふたりの友情に涙すること間違いなしの感動シーンがあるが、そこでユーミンが歌う名曲が秀逸だ。「あのラブソングが、女性同士の友情の歌に! でも、すごくしっくりくるんです」(比嘉)、「物語の流れに合っていて本当にすごい。ほかの曲もそれぞれ、ユーミンさんがまったく別の時期に書いたもののはずなのに、歌詞がマッチしていて、この作品のために書き下ろされたみたい!」(福田)、「脚本を読んだだけでも素敵な物語だと思いましたが、実際にユーミンさんの歌が入ると、さらに素晴らしい世界になりました」(比嘉)。

インタビュー中もじゃれ合うように楽しそうに話をしていたふたり。「沙紀ちゃんはピュアで、芯が強くて、純粋に好きだなって思えるんです。そう思えないとこの役は演じられない。だから沙紀ちゃんで良かった」と比嘉が話せば、福田も「私も大好き。相思相愛ですね!」と照れ笑い。ふたりが描く友情が、ユーミンの歌と響き合い、劇場を愛で満たすに違いない。

公演は10月8日(水)から31日(金)にかけ、東京・帝国劇場にて。チケットは発売中。

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