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朝海ひかる、“インドの大女優”に!
2014年10月10日 17時15分 [ミュージカル・ショー]
朝海ひかる 撮影:井出絵里奈
朝海ひかる 撮影:井出絵里奈

インドの映画界“ボリウッド”を舞台に、恋あり歌ありダンスありで贈る賑やかな作品『ボンベイドリームス』。“マサラ・ミュージカル”という肩書きからして一風変わっているこの作品で、大女優・ラニを演じるのが元宝塚雪組トップスターの朝海ひかる。この作品に出演することを楽しみにしているという彼女に、その魅力をどこに感じているのか話を聞いた。

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「確かに、常に上演されているタイプの作品ではないですよね。でも私はボリウッド映画が大好きなんです。一時期、ブームがありましたよね。『ムトゥ・踊るマハラジャ』とか。その時に「こういう作品があるんだ!」と思って、楽しく見ていました。このミュージカルはその魅力がストレートに出ていて、“ザッツ・ボリウッド!” という感じ。私は映像を少し観たのですが、音楽を聴いているだけでワクワクしますし、ド派手な演出とダンスで、観ていてすごく盛り上がってしまいました」と大きな目をキラキラさせて話す朝海。インドらしい金糸のきらびやかな衣裳を身に纏い、華やかなオーラを振りまく彼女はすでにボリウッド映画の登場人物のようだが、「私もこの衣裳とメイクとヘアで、一気に“大女優・ラニ”のアウトラインが出来た気がします。大女優役は初めてなので、華やかさを楽しみたい。舞台上ではみんなにチヤホヤされるし、この役が来た時は「やったぁ!」って思いました(笑)。すごく楽しくやれそうです」とにっこり。

ボリウッドといえば単純明快なイメージがあるが、ラニにも大女優らしい横顔があり、主人公(浦井健治)とヒロイン(すみれ)の間に割って入る“いかにも”な役どころでもある。朝海も「やはりプライドの高さと気の強さはあると思います」と語る。ただ、「単純に“いい人・悪い人”と割り切れる作品ではない」とも話し、「ラニは優しいところもあるんです。それに私も役者という同じ演劇の世界にいる者として、胸にぐっとくる彼女のセリフがいくつかありました。絵空事ではない、生きた言葉が描かれているリアルさがあるんです。単純にエンターテインメント性だけを追ったミュージカルではないんです」とその奥深さにも惹かれているよう。「ド派手さと、しっかりとしたドラマ性。両方あって“いいとこ取り”のミュージカルなんですよ」。

ダンサーとしても高い実力を持つ朝海だが、「インド音楽で踊る朝海ひかるは、まだ皆さまにもご覧いただいたことがないと思います。そのあたりも楽しみにしていただければ」とアピール。ほかに出演は浦井健治、すみれ、加藤和樹ら。公演は2015年1月31日(土)から2月8日(日)にかけて東京国際フォーラム ホールCにて、その後2月14日(土)・15日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。チケットぴあでは10月14日(火)11:00まで、インターネット先行抽選販売「プレリザーブ」を受付中。

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