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11月1日(土)に神奈川・鎌倉歐林洞ギャラリーサロンでワンマン・ライブを行う蘭華が、そのステージに賭ける想いを語ってくれた。
NHK-BSドラマ「ダンナ様はFBI」主題歌『三日月の影』を含む4曲を収録したシングル『花時』を4月にリリースした彼女。二胡の調べを散りばめたシンプルで切ない楽曲は秀逸だ。
シンガーソングライターになったいきさつを訊くと「大分県の中津という場所で育ちました。娯楽のあまりない街で、週末になると両親に連れられてよくカラオケに行ってました。カラオケボックスの店長さんの薦めでコンクールに出たら入賞して、当時テレビで「ASAYAN」がブームだったので”もしかしたら歌手になれちゃうのかな?”と淡い期待を抱き、急遽母親に”進学を辞めて歌手になる”と言って東京に出たのがきっかけです」と明かしてくれた。
その当時は歌と作詞を自分で手がけていたが、やがて作曲もするようになったという。「当時は自分の恋愛や失恋など、女性の切ない恋心を歌っていました。蘭華という名前は、中国から上野動物園に贈られたパンダのランランが由来で、当時の日本で老若男女問わずたくさんの人々に愛されたことに両親が感銘を受けて、私が生まれたときに”この子もいつの日か日本と中国の友好の架け橋になるような子になりますように”と名づけてくれました。私は日本でチャイニーズとして生まれ育ったということで、幼少期からアイデンティティについては思うことが多々あったんです。中国に留学したとき二胡を聴いて、初めて聴いたのに懐かしい気持ちになってそれ以来、民族楽器に心魅かれて、アジアや大陸的な音楽を作りたいと思うようになったんです」と自身の音楽的な背景を語った。
創作にあたり俳句も始めたという。「世界で一番短い表現形態で、詞の中に自然や季節の彩りを感じるものを盛り込むようになって。父親を亡くしたこともあったんですけど、恋愛だけでなく親子の絆とか人生とか、大きな愛に視点が向くようになりました」と、自身の変化について話した。
鎌倉でのライブに向けた想いをきくと、「二年前に鎌倉のお寺で開いた以来のワンマン・ライブ。大好きな鎌倉の地でまたできるのが嬉しいです。私が日本で一番二胡がうまいと思う女性をゲストに迎えますので、二胡の生音が聴けるのも楽しんで欲しい。構成としてはオリエンタルな時間と、和の時間、過去の私がリリースした曲なども織り交ぜて、”今の私”を観ていただきたいと思ってます。チャイナ服はもちろんドレッシーなものも着ますよ」と語った。
実に心に染み入る曲を歌う蘭華。ぜひともライブで彼女の魅力を堪能して欲しい。チケットは発売中。
取材・文:浅野保志(ぴあ)
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