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10月11日、東京・渋谷公会堂でTHE BOOMのラスト・ツアー「MOOBMENT CLUB TOUR 2014〜25PEACETIME BOOM」が行なわれた。
ドラム・セットの上に組まれた舞台に、宮沢和史(vo)、小林孝至(g)、山川浩正(b)、栃木孝夫(ds)のシルエットが現れ、大歓声に迎えられてライブがスタート。サビでは一緒に歌うよう促し、歌詞の要所を”渋谷”に変えて歌う宮沢。最初のMCで「ここにはたくさんの思い出がありまして」と切り出すと、歩行者天国からライブを始め、目標だった渋谷公会堂を「ホームグラウンドみたいな感じ」と表現して「いろいろ思うことはあるんでしょうけど、今までで一番いいコンサートになるように一生懸命演奏します」と宣言。
「何ヶ月も前からこの日のために曲を選んでいたんですけど、気がついたら自分が作ってきた何百曲のうちのほとんどの曲を歌えない」と語り、最後のツアーで歌う曲を選ぶことに苦慮した心情を吐露した。
1時間ほど経ったところで5分の休憩。バンドの歴史を振り返るアーカイブの写真が映し出される。『僕にできるすべて』で再開したステージは、新旧取り混ぜた名曲が惜しげもなく繰り出される。
「僕らこのバンドで何を歌いたかったのかと振り返ってみたんですけど、この美しい島に生まれて、ここで人を愛して、ちょっとでも未来が明るくなるような歌が書けたらと思ってやってきた気がする」と語った宮沢が「これを歌うためにここまでたくさんの歌を作ってきたのかな」と、一番新しい曲『世界でいちばん美しい島』を披露した。『シンカヌチャー』では琉球國祭り太鼓のメンバーが凛々しい太鼓のパフォーマンスで彩りを添えた。「THE BOOMにとって沖縄というところは第二の故郷かもしれません」と前置きしてTHE BOOMを世界に知らしめた『島唄』で本編は終了した。
アンコールで初期の名曲『不思議なパワー』を演奏した際は客電をつけて、ファンとのコール&レスポンスをその目に焼き付けている様子。最後に『中央線』を歌い切り、4人は何度も「ありがとう」を繰り返した。THE BOOMの雄姿を直接体感できる機会は残念だが残り僅かだ。絶対に見逃さないで欲しい。
取材・文/浅野保志(ぴあ)
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