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アーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務めるアクション・サスペンス『サボタージュ』が公開になる。俳優になって45年、主演映画30作目となる本作でシュワルツェネッガーは “新境地”に挑もうとしているようだ。
本作は、DEA(麻薬取締局)最強の特殊部隊を率いるジョン・ウォートン(シュワルツェネッガー)が、こつぜんと消えた麻薬カルテルの隠し金の行方を追いながら、迫り来る脅威に立ち向かう姿を描いたアクション・サスペンスだ。
不敵な表情、盛り上がった筋肉、たったひとりで悪の軍団を壊滅する強さ……多くの映画ファンがシュワに対してこのようなイメージを抱いているのではないだろうか? しかし『サボタージュ』では緊迫感あふれるアクションを披露しながら、部下たちを率いる側面や、巨大な組織内で窮地に立たされる姿、過去を振り返って苦悩する場面などが繰り返し描かれる。シュワルツェネッガーは年齢を重ね、俳優として新たなステージに進むためにデヴィッド・エアー監督に新作を依頼したそうで「多くの場合、脚本家は僕が自然に見えるようなキャラクターを書こうとするが、デヴィッドは今回、これまでの僕とは異なる外見を作り、異なる演技を引き出そうとした」と振り返る。
エアー監督は徹底的にリサーチを重ねて脚本を執筆し、手持ちカメラの荒々しい映像を武器に高評価を集めているフィルム・メイカーで、本作ではシュワルツェネッガーを“アクション・スター”として扱わなかった。「アーノルドには典型的なハリウッドのアクション俳優のように演じてほしくなかったんだ。誰もがこれまでの彼とは別人のように思うだろう。これこそ俳優としてのアーノルドが踏み出した新しいスタイルなんだ」。
トレードマークの葉巻こそ手にしているものの、首にタトゥーを入れ、終始、苦悩の表情を浮かべているシュワルツェネッガーの姿はこれまでに見たことがないものだ。「シュワルツェネッガーを観て育った」と語る共演者のサム・ワーシントンは「白髪頭の鍛えられた戦士だが、自分の家族を大切に育もうとする男。そんなアーノルドは誰も見たことがないし、誰も追求してこなかった」と、彼の新たな挑戦に賛辞をおくる。宇宙人も武装集団もすべてひとりで倒してきた“最強のハリウッド俳優”シュワルツェネッガーは、新作でどんな新境地を見せるのか? 公開が楽しみだ。
『サボタージュ』
11月7日(金)、TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
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