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シアターコクーンで11月7日(金)より開幕する舞台『皆既食〜Total Eclipse〜』のプレスコールと囲み取材が前日6日(木)に行なわれ、主演の岡田将生と生瀬勝久が取材に応じた。
同作は岡田将生演じるアルチュール・ランボーと、生瀬勝久演じるポール・ヴェルレーヌという19世紀フランスを代表する詩人ふたりの運命的な出会いから、別離と破滅までを描いた作品。クリストファー・ハンプトンの作を、蜷川幸雄が演出する。
主演を務める岡田は今作が舞台初出演。生瀬はその印象について「新人という言い方をすると失礼かもしれないけど、舞台では新人なので、とんでもない新人が出てきたなと。天才ですね。まるで30年前の俺を見るようです(笑)。これから30年間演劇を引っ張っていっていただきたい」と絶賛。謙遜する岡田に向けて続けて、「図太いんですよ。稽古が始まる前は「僕はダメです、ダメです」って感じで結構シャイだったのに、始まるとそんな素振りも見せない。僕は結構意地悪なんで色々と仕掛けるんですけど、全部受けますからね。とても初舞台とは思えないです」とコメント。
作品の内容について問われると生瀬は「男同士のつながりを描いた作品で、男同士の感情、人間愛ということに最初は少し抵抗があったんですが、実際にお芝居に向き合った今ではないですね。戯曲の通りに演じていると、ランボーのことが愛おしくなったし、別れの時は悲しいという気持ちが自然に出ました」と説明。
また、同作は長台詞が見所のひとつだが、生瀬は「僕は大変でしたが、(岡田は)稽古初日の読み合わせの時に、台本をめくってはいたけど、読んでなかった。つまり全部憶えていたんですね。なので30年前の自分を見るようだと思ったんです。実際に30年前の僕は今とそんなに変わってないですけど(笑)」とユーモアを交えて語った。
演出を務める蜷川が体調を崩していることについて報道陣から聞かれると、生瀬は「最初は心配していたんですけど、お会いしたらパワフルでしたよ。すぐに怒鳴られました(笑)。お芝居がある限りあの方は大丈夫です」と話した。
舞台「皆既食〜Total Eclipse〜」は11月7日から29日(土)まで東京・シアターコクーンにて、12月4日から7日まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。
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