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キャラメルボックスが劇団創立30周年記念の第3弾として、筒井康隆の小説『時をかける少女』を今夏、東京と大阪で上演する。1967年の発刊以来、幾度となくドラマ、映画、アニメへと映像化されてきた同小説だが、舞台での上演は意外にも今回が初めて。
舞台化にあたり、原作者である筒井の了承のもと、劇団の脚本・演出を務める成井豊が小説のその後の物語として新たに脚本を執筆する。17才の少女、マナツは幼馴染みの輝彦と一緒に、大学の研究室で起きた爆発事故に遭遇。その衝撃でタイムリープしてしまう。舞台版では小説の主人公・芳山和子がマナツの伯母として登場。32年前、高校生だった和子もタイムリープしていた、という設定で、過去と現在を繋ぐキーパーソンになりそうだ。他にも重要な人物がマナツを不思議な体験へと導くなど、キャラメルボックスならではの物語になる模様。出演は、マナツ役に劇団の若手・木村玲衣が扮し、元劇団員の近江谷太朗、D-BOYSの池岡亮介が客演として参加する。
《脚本・演出:成井豊のコメント》
キャラメルボックス創立30周年記念公演の第3弾は、『時をかける少女』。実は製作総指揮の加藤昌史から「せっかく30周年なんだから、成井さんが本当に好きなものを舞台化してください」と言われ、「だったらこれしかない」と選んだのがこの物語。僕は1983年に作られた、原田知世さん主演の映画『時をかける少女』が大好きなのです。今回は原作の小説の作者である筒井康隆さんのご了承をいただき、この物語のその後を描きます。17歳の少女が経験するひと夏の冒険。ご期待ください。
公演は7月28日(火)から8月9日(日)まで東京・サンシャイン劇場、8月20日(木)から24日(月)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。チケットの一般発売は5月16日(土)午前10時より。なおチケットぴあでは、4月29日(水)午前11時よりプレイガイド最速先行〈いち早プレリザーブ〉の申込みを開始する。
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