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幸四郎、雀右衛門が歌舞伎を全国に届けたい!襲名披露で『忠臣蔵』上演
2016年06月01日 15時55分 [歌舞伎・古典芸能]
松本幸四郎、中村雀右衛門
松本幸四郎、中村雀右衛門

8月末より東京を皮切りに、東海、近畿、中四国エリアを巡演する(公社)全国公立文化施設協会主催「松竹大歌舞伎」西コースの制作発表が行われ、出演の松本幸四郎、中村雀右衛門が登壇した。

松竹大歌舞伎 チケット情報

中村芝雀改め五代目雀右衛門は、今年3月に東京・歌舞伎座の襲名披露興行で父(四世雀右衛門)の名跡を継いだばかり。全国各地に歌舞伎の殿堂である歌舞伎座と同じレベルの舞台を届けたいという思いから、約半世紀前にスタートした巡業公演で襲名披露ができることに感慨もひとしおの雀右衛門。「このたび名前が変わったという大きな節目の時に、父が縁にしておりました(『仮名手本忠臣蔵』の)「七段目」という狂言で、父とたびたび共演している幸四郎のお兄様のお胸を借りて、女方として大役のおかるを勤めさせていただくことは幸せです。父の姿を思い出していただけるよう精一杯勤めたいと思います」。

その「七段目」で大星由良之助を演じる幸四郎は四世雀右衛門の思い出として「(前名の)大谷友右衛門時代は映画スターだったんです。それから雀右衛門になられて。古風で本当にいい女方でした。最後の舞台の楽屋で手をとって“また綺麗になりましたね”と声をかけたらニコッと笑ってね。女方としてお相手をしていただいて、いい勉強をさせていただきました」と懐かしそうに振り返った。

雀右衛門は、父から教わった言葉として「気持ちを強く持たないとダメ、女方は綺麗じゃなきゃいけない。このふたつは役者として大切にしています」と話し、おかるを演じる上では「遊女であり、女房であり、腰元である複雑な役柄で、しかも色気があって、誠実な人物。女方としていろんなものを表現しなくちゃいけません。お客様に良かったと言っていただけるよう頑張って勤めたい」と意気込みを見せた。

巡業公演では、各地の様々な会場で上演するため、大きさや機構が異なるが、そのことについて幸四郎は「劇場が歌舞伎にあっていようがいまいが、そこにいらっしゃったお客様に感動していただくために私たち俳優がどう演じるかが大切。観ていただいたお客様おひとりお一人が心で感じてお楽しみくだされば」と全国で歌舞伎を楽しみに待ちわびる観客へメッセージを送った。

公演は8月31日(水)から9月25日(日)まで全国21か所を巡演。演目は『當年祝春駒』、『襲名披露口上』、『仮名手本忠臣蔵』の「七段目」を上演する。

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