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佐々木蔵之介×深田恭子が語る『超高速!参勤交代』
2016年09月05日 10時35分 [邦画]
佐々木蔵之介、深田恭子

2014年に公開され、時代劇として異例のヒットを飛ばした『超高速!参勤交代』(本木克英監督)の続編、『超高速!参勤交代 リターンズ』。前作で無事に江戸への“参勤”を果たした藩主・内藤政醇率いる湯長谷藩の一行は、再び幕府の陰謀に巻き込まれ、今度はさらなる超高速で磐城国(現在の福島県いわき市)への“交代”を強いられる。

『超高速!参勤交代 リターンズ』/その他の画像

主人公の政醇を演じる佐々木蔵之介、ヒロインの飯盛女・お咲役の深田恭子が前作から続投。本作の冒頭で祝言を挙げ、晴れて夫婦となった政醇とお咲は、藩の存続を揺るがす大ピンチに立ち向かうことに…。夫婦愛が大きなテーマとなった点が“リターンズ”の見どころだ。

佐々木は「次々と災難に見舞われて、心身とも弱っているとき、そばで『大丈夫だから』と励ましてくれるお咲の存在は本当に心強いですよね。しかも(演じるのが)深田恭子ですよ! 女性の強さが男の背中を押す。そんな関係性を見てほしいですね」とお咲=深田にホレボレ。深田も「前作で殿がケガの手当てをしてくれるシーンが大好きなんですよ。お咲も殿に出会い“色のない世界”から救い出してもらったという感謝があって、より一層支えたい、支え合いたいという気持ちが強くなっていると思いますね」とはにかみながら、夫婦のきずなを語る。

悲願だったご当地・いわき市でのロケが実現し、「前作は特に東北の皆さんに応援していただき、おかげでリターンズさせてもらった。この映画で恩返ししなくちゃいけないという思いで、現地入りしました」(佐々木)。地元での暖かな歓迎も力になったといい、駆けつけた総勢150人のエキストラとともに、同市の無形民俗文化財「じゃんがら念仏踊り」を踊った。

「あの踊りは、(震災への)鎮魂でもある。『超高速!参勤交代』が愛される理由は、エンターテインメント性が高い間口の広さに加えて、無理難題に立ち向かう当時の人々の頑張りを通して、今を生きる我々にエールを送ってくれるからだと思うんです」(佐々木)、「信頼し合える仲間が試行錯誤しながら、知恵を絞って、絶対無理だと思える参勤交代を成し遂げる。現実的であり、とても夢があるお話だから、たくさんの皆さんに愛していただいたと思うので、リターンズがさらに多くの方に届くとうれしいですね」(深田)

『超高速!参勤交代 リターンズ』
9月10日(土)公開

取材・文・写真:内田涼

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