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明治座 五月花形歌舞伎で愛之助が月形半平太に!
2017年03月30日 17時40分 [歌舞伎・古典芸能]
片岡愛之助
片岡愛之助

2011年から恒例となった「明治座 五月花形歌舞伎」。今年は片岡愛之助を中心に、昼の部では『月形半平太』『三人連獅子』を、夜の部では『南総里見八犬伝』の通し狂言を上演する。3月24日に行われた制作発表では、愛之助が意気込みを語り、また新たな歌舞伎が生まれることを予感させた。

「明治座 五月花形歌舞伎」チケット情報

歌舞伎に馴染みのない人にもわかりやすくエンターテインメント性に富んだ演目で、好評を博してきた「明治座 花形歌舞伎」。今年も、「初めて歌舞伎をご覧になる方にもうってつけの公演」と愛之助は太鼓判を押す。確かに、新国劇から誕生して映画やドラマでもお馴染みとなった『月形半平太』を初めて歌舞伎にするという試みに、明治座での上演ならではの意欲を感じずにいられない。「せっかく初めて歌舞伎にするので、音楽などの演出方法もいろいろ考えています」。『月形半平太』といえば、「春雨じゃ。濡れてまいろう」の名台詞が有名だが、かつて月形半平太を演じたことのある里見浩太朗から、「歌うように言ったほうがいい」とアドバイスを受けたそう。「頑張って二枚目にしなければなと思っていますが(笑)、上方の人間としては、はんなりした部分も出せたらなと。色気のある部分や、強さ、忠義の心など、いろいろな要素を楽しんでいただけるよう作っていきたいと思います」。

『三人連獅子』は、日本舞踊の楳茂都流の家元を継いだ愛之助にとって思い入れのある演目だ。「先代の家元が亡くなってから、先代がたくさん作っていた歌舞伎舞踊が上演される機会が少なくなって、知っていただく機会をできるだけ作りたいと思っていたので、思いが叶いました」。通常の父と子の『連獅子』とは違い、父・母・子が登場し、「親子の情愛がわかりやすく描かれている」とアピール。ぜひ目撃してみたい。

そして、夜の部の『南総里見八犬伝』は、通し狂言として最初から最後までを一気に観ることのできるいい機会。「普段はあまり上演しない場面もありますから、みんなで見つめ直しながら、新たな八犬伝ができれば」。周りには、中村萬太郎、中村壱太郎、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村福之助など、浅草歌舞伎でもお馴染みの次代を担う花形役者が揃う。「みんながのびのびと楽しみながら自分の役を膨らませていくことで、お客さんにも芝居の楽しさが伝わるはず」と愛之助。座頭としてのその熱が、活気あふれる舞台を作ることだろう。

公演は5月3日(水・祝)から27日(土)まで。チケット発売中。

取材・文:大内弓子

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