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大人気! 女性向けスマホパズルRPG“夢100”がこの夏待望の舞台化
2017年05月29日 15時40分 [演劇]
左から高橋里央、安達勇人、小林竜之  撮影:源 賀津己
左から高橋里央、安達勇人、小林竜之  撮影:源 賀津己

2015年3月の配信開始以来、400万以上ダウンロードされている大人気女性向けスマホパズルRPG『夢王国と眠れる100人の王子様』(通称“夢100”)。今年3月からはショートアニメも公開されて、ますます盛り上がりを見せている同作の舞台版が、この夏ついに登場する。公演ごとに〈太陽エンディング〉と〈月エンディング〉のふたつのエンディングがあるというのも注目の本作から、“宝石の国・サフィニアのサイ王子”役の安達勇人と“不思議の国・ワンダーメアのハーツ王子”役の小林竜之、そして“雪の国・スノウフィリアのグレイシア王子”役の高橋里央に意気込みを聞いた。

舞台『夢王国と眠れる100人の王子様 〜Prince Theater〜』チケット情報

インタビューが行われたのは、4月下旬に開催された“夢100”2周年記念イベント『プリンスパレード』の楽屋。舞台版キャストとしてゲスト出演した彼らは、なにより客席の熱気に驚いたという。

「満員のお客様の笑顔が見えた時、“本当に愛されている作品なんだな”と実感しました」と言うのは安達だ。隣の小林も「いろんな王子様役の声優さんが舞台に勢ぞろいしたのを観たら、僕も“キャー!”って言いたくなっちゃって」と興奮さめやらない様子。「(ゲームを)やり込むほどに王子たちを解放できる面白さはもちろんですが……」と、穏やかな口調で話すのは高橋だ。「キャラクターが多彩だから、必ず“この人イイな”っていう王子様が見つかるのが楽しいですよね」と、その魅力を語ってくれた。

役づくりについては「元々ゲームに王子たちの物語が丁寧に書き込まれているし、キラキラしているだけじゃない複雑な背景があるから、自然に共感できるんですよ」と安達。「その上で、歌やダンス、アクションなどで生身の人間を感じられるのが舞台版の魅力。僕なりのサイを作っていきたいですね」と笑顔を見せる。

高橋も「僕が演じるグレイシアは、気持ちを表情や言葉にあまり出さないタイプ。でも実はいろんな感情を抱えているので、それをどうお客様に伝えるかというのが今の課題です」と意気込み充分だ。一方、「ハーツはコロコロ表情が変わる、元気な子」と言う小林。「舞台では、彼の純粋な部分をより意識して演じたいです」と表情を引き締めた。

「“夢100”の世界観に酔いしれたい」(安達)、「演じることを越えて、役として生きられたら」(高橋)など、それぞれが本作への想いを語り出すと、「“姫”(プレイヤー)がパズルをクリアしていくことで王子様にパワーを送るのもワクワクするし、イベントごとに王子様の衣裳が変わるのも楽しい!」と小林もさらにヒートアップ。周りから「“姫”の気持ちになる?」と聞かれ、頬を紅潮させつつも「“無”の気持ちです!」と返す小林に、笑い出す安達と高橋。このチームワークで挑む本番が、今から楽しみだ。

公演は7月21日(金)から25日(火)まで、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて。チケット発売中。

取材・文:佐藤さくら

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